...彼は悪計をばれた...
...彼女の悪計が失敗した...
...悪計を企むのはよくない...
...彼らは悪計によって成功した...
...悪計にはひっかからないように注意した方がいい...
...こは後より追々にし出ださんずる悪計(わるだくみ)の...
泉鏡花 「活人形」
...彼は美青年の悪計が...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...しばしば何かのおそるべき悪計が蔵せられてゐるものだと云ふ事を...
太宰治 「お伽草紙」
...あらゆる悪計を用いる...
太宰治 「古典風」
...これが偽善の悪計であることには気附かなかったようで...
太宰治 「人間失格」
...或る種の悪計をたくらんだのだった...
太宰治 「未帰還の友に」
...僕たちのれいの悪計の事から...
太宰治 「未帰還の友に」
...運わるく細君のあるやつは苦しがって種々悪計をめぐらし...
谷譲次 「踊る地平線」
...保羅の悪計だということをすぐ見ぬいてしまうだろう...
久生十蘭 「キャラコさん」
...なほも神意に背いた悪計を企らみをるのだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...――随分と思ひ切つた悪計なども現れて「質屋へ用達中」とか「流連中(いつづけちう)」とかは未だしもであつたが...
牧野信一 「女に臆病な男」
...もう一度呼び戻してやり度いものだ……と彼は「相生」と称ふ札のかゝつてゐる浴室の裡で秘かに悪計をめぐらした...
牧野信一 「好色夢」
...いよいよ悪計を胸に高田南蔵院を訪れる磯貝浪江には...
正岡容 「我が圓朝研究」
...いたずらに姦人の悪計を助長するのみ...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...その社会のあらゆる悪計と詭略と恥しらずを身にそなえたフーシエの徒輩も見出される...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第九巻)」
...悪計と看破出来なかった人が...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...身のほどわきまえぬ悪計を企むと...
吉川英治 「三国志」
...さかんに悪計をめぐらしていでもするような...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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