...悪疫の細菌を持っていそうな物を決して食わず...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...「飢饉、果物の不作、空気の腐敗、悪疫、を起こすのはすべてデーモンである...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...この中には種々多様の悪疫の症状が混合してしるされているそうである...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...しかし道徳上の悪疫は破廉恥なる圧制者の下において更に嫌悪(けんお)すべきものとなる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...北斎は嘉永二年に死し広重は安政五年の悪疫に斃(たお)れ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...加うるにこの時代にあっては悪疫の流行も思わぬ怪我も...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...悪疫が流行したり(ペリクレス自身もそのために死んだ)して...
野上豊一郎 「パルテノン」
...夥しく悪疫に斃れた病人のことではなかろうか...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...殊に凶作とか、悪疫とか、その他さまざまな災厄を蒙って、他よりも一層疲弊しているような地方、つまり、死んだ農奴をなるべく容易(らく)に、なるべく安く買い取ることの出来そうな地方ばかり捜しまわったのである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...悪疫(あくえき)の息吹(いぶき)から逃げるように...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...1)See generally, the Appendix to Collins's Account of the English Colony in New South Wales.一七八九年に彼らはこの悪疫に見舞われたが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...悪疫と呼ばれているが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...悪疫の地を視て廻った...
吉川英治 「三国志」
...陣中の悪疫(あくえき)と食糧難の二つが彼を待っておる...
吉川英治 「三国志」
...天下に悪疫(あくえき)が流行し...
吉川英治 「新・水滸伝」
...打ちつづく世の悪疫(あくえき)を聞こしめされ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...当時の悪疫の一種なるべし...
吉川英治 「随筆 新平家」
...ついに一切の階級を一般的貧困という悪疫にかからせる...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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