...昨年建造したばかりの精鋭マール号をその荷船として派遣するなんて...
海野十三 「東京要塞」
...そのうち誰か適当な人物を派遣するという返事がきたきりで...
海野十三 「人間灰」
...現場検分のために総代を派遣する議が起っていた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...今度西部戦線へ派遣する軍隊を徴集するに就いて...
薄田泣菫 「茶話」
...フィリップが着々として軍隊を派遣する準備を進めていることには...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...印度総督(ヴァイスロイ)の派遣する駐在官(レジデント)副知事(レフテナント・ガヴァナー)代官(エイゼント)等は...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...その欲求のために船舶を派遣する君主の数も多くなった...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...露国政府ではその研究のために学者を同地方に派遣することとなり...
寺田寅彦 「話の種」
...日々(にち/\)僧院から草庵へ派遣する事になつてゐる当番の僧とで...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...鄭樵が書籍を搜す官を派遣すること及び書籍を校讐する人が長くその任に居る必要を論じたのは...
内藤湖南 「支那目録學」
...終に日本新聞社から特に派遣する事になった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...虫を派遣する暇が無かったのですからあしからず...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...帝王が地方の政情を視察させるために派遣する役人たちは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...袁紹を説き伏せて劉皇叔(りゅうこうしゅく)を汝南に派遣するように仕向け...
吉川英治 「三国志」
...馬鹿……待ってってば……馬鹿……君の手柄になろうてんだよ……モシモシ聞いているかい?……君の部下を五六名大至急派遣するんだ……自動車で……君のために無類の獲物を掘り出してやったよ……ウン...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
...そこでスペイン政府は有力な艦隊を太平洋に派遣することに決したのである...
和辻哲郎 「鎖国」
...トルレスは新来の神父ジョアン・バウティスタを豊後に派遣することとして...
和辻哲郎 「鎖国」
...そういう慌しい際にも彼らは一定の人数を京都の工事場に派遣することを決して中止しなかった...
和辻哲郎 「鎖国」
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