...お話もいかがわしい悪場所の...
泉鏡花 「薄紅梅」
...菱苅の指先に、肩に、腓(ふくら)っ脛(ぱぎ)に、悪場に挑む、ぬきさしのならない感覚が甦ってきた...
久生十蘭 「一の倉沢」
...菱苅はマチガ沢本谷の悪場に挑みかかった...
久生十蘭 「一の倉沢」
...谷の奥になって悪場が出て来る...
細井吉造 「二つの松川」
...闘志が一向ないので三ツ峠の悪場に取り付いているようだ...
松濤明 「一ノ倉沢南稜」
...悪場そのものに陶酔する種類の悦びとは自ら異なる...
松濤明 「ピークハンティングに帰れ」
...ただし上部に垂直近い悪場があり...
松濤明 「槍ガ岳」
...九・四〇M)―有元に追い付く(一〇・五五)―第一悪場上(一一・四五)―天狗(以下二文字不明)(一三・〇五)―ビスケット食う(一四・〇〇)―※(一五・三五)―雪洞出来(一七・一五)(就寝二一・三〇)入口〈0℃〉(十頁空白)1月4日 フーセツ天狗のコシカケヨリ ドツペウヲコエテ 北カマ平ノノボリカヽリデビバーク...
松濤明 「槍ガ岳」
...あの時も悪場から掘(ほ)り出すのに...
室生犀星 「生涯の垣根」
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