...あなたたちの悪い癖です...
太宰治 「新ハムレット」
...たちの悪い病気までうつされ...
太宰治 「男女同権」
...もう少したちの悪い場合も色々あり得る...
寺田寅彦 「異質触媒作用」
...迷信でたちの悪いのは国を亡(ほろぼ)し民族を危うくするのもあり...
寺田寅彦 「千人針」
...『たちの悪い非常識な悪戯だ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...最もたちの悪い老猫(ろうびょう)だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...――お美乃さんなんかの前じゃ言えなかったわけでさ」「どこだ」「一番たちの悪い場所...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...たちの悪い運転手は新宿からここまでのせるのをいやがって本郷あたりで故障だからといって君等を下ろしてしまう...
浜尾四郎 「夢の殺人」
...繁や倉が俺たちの悪い噂を振りまいているところを見聞(みきき)しているんだ...
牧野信一 「鬼涙村」
...絶対にたちの悪いものだということが...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「鉄道事故」
...けれども仲々大人なんかにはたちの悪いのもあるからね...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...ありやよくよくたちの悪いゴロツキだ...
三好十郎 「地熱」
...きみたちの悪いのにすっかり腹(はら)をたてて...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...特に鼬はたちの悪いいたずら好きで...
山本周五郎 「青べか物語」
...三連隊でひどくたちの悪い風邪が流行(はや)った...
山本周五郎 「青べか物語」
...三連隊でひどくたちの悪い風邪が流行(はや)った...
山本周五郎 「青べか物語」
...おきぬに劣らずたちの悪い女がいる...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...よほどたちの悪い風邪とみえて...
吉川英治 「私本太平記」
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