...誠に具合が悪かった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...船長室のあたりはさすがに気味が悪かったが...
海野十三 「恐竜島」
...そしてもう一人の男の過失(それさえもう今は悪かったことに気がついているだろうと思いますが)をもって私をお責めくださいませんように」 そして文章の荘重なリズムのなかに投げ出すごとき最後の主張と...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...娘はそう云う風にされるのが薄気味が悪かった...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...これは後で悪かったと思った...
寺田寅彦 「随筆難」
...」「水上げが悪かったのですかしら...
豊島与志雄 「子を奪う」
...出立の際問屋の応接のしぶりが悪かったか何かで...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...悪かったのだという考えである...
中島敦 「李陵」
...寐付が大変悪かった...
夏目漱石 「道草」
...定吉とお里はひどく仲が悪かったそうです」「そいつは初耳だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それで悪かったら...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...生前菅原道真と仲が悪かった人の...
柳田國男 「日本の伝説」
...人にじろじろ見られるようでかなり気まりが悪かった...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...「あての金もどせ、どあほ、ぬすとう、ええくやし、あんな小使なんぞに恥かかされて、なにが高級的や、金もどして出ていけ、ぬすとう、ええどうしたろ」「済まん堪忍して、わいが悪かった、これからあんじょうするよってな、これや」おれは憮然(ぶぜん)と浮かない気分になった...
山本周五郎 「陽気な客」
...ちと寝つきが悪かったようである...
吉川英治 「私本太平記」
...陰謀が曝露(ばくろ)されたり――どうも始末が悪かった...
吉川英治 「茶漬三略」
...ところが今、武蔵様の方からお便りがあったんですもの」「その手紙だって、自分だけで見て、おいらには、読ませてくれないじゃないか」「アアほんとに、それは悪かった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それどころか――朝から天候の悪かった所為(せい)もあろうが――もうなんとなく薄暗くさえなって来て...
蘭郁二郎 「自殺」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??