...わたくしどもみなみなおん悦び申し上げ候...
芥川龍之介 「糸女覚え書」
...我等が悦びを以つて遂行する奉仕の行爲――此等一切の内面的奉仕は...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...うち悦びてこれを迎えたり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...されども他を益せんがために祈ることは神の最も悦び賜う所にして...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...首を振って悦びの色を示した...
海野十三 「深夜の市長」
...ドクトルは悦びの色を浮べ...
海野十三 「地球盗難」
...此日次(ひなみ)にては今年は小雪ならんと諸人一統悦び居候所に廿四日(十一月なり)黄昏(たそがれ)より降(ふり)いだし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...甚五郎は大(おおい)に悦び...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...心の悦びにひたる意味ではなく...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...一度びは勇士の多きを悦び...
福沢諭吉 「帝室論」
...私は如何にも思ひがけない旧知にでも出遇つたやうな悦びを感じて...
牧野信一 「病状」
...さもありなんとばかりに相好をくずしてお悦びになり...
牧野信一 「船の中の鼠」
...不肖なる身も忘れてひたすら悦びのうちに幸ひを思つて居ります...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...クレヴィンがいま猟に行っていて三日目にならなければ帰って来ないことを心に悦びながら...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「琴」
...悦びに震えるばかりでした...
三浦環 「お蝶夫人」
...珍料理とあれば何より悦びましょうが材料を得るのが御困難ですか」中川「これには少々仔細(しさい)のある事で料理の一つに鮎(あゆ)を使おうと思っています...
村井弦斎 「食道楽」
...之に廻り会へて悦びを得たその幸に感謝するだけでも充分な酬いであらう...
柳宗悦 「赤絵鉢」
...足らざるに足るを知る心の悦びを味ったのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
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