...人知れぬ所で弾丸に当つて斃れた者が勇者でないとするやうな考へ方には共鳴出来ません...
石川三四郎 「農民自治の理論と実際」
...間もなく死体となって坂路の登り口の処に斃(たお)れていた...
田中貢太郎 「赤い花」
...一門の者が倶に斃(たお)れたという知らせであった...
田中貢太郎 「嬌娜」
...曲者は斃れないで猶(なお)も逃げ走ろうとした...
田中貢太郎 「頼朝の最後」
...ついに賊(ぞく)のために斃(たお)れ給い...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...獸(じう)を斃(たふ)し...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...倔強の 155勇士を汝塵中に斃したること幾何ぞ』しかく宣んして單蹄の馬を返して戰場を後に逃ぐればトロイアの軍勢並にヘクトール...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...次に雜兵また斃す――*南風寄せし雲の群...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...エーリス人を打斃し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...こういわれる私の胸にはまた父がいつ斃(たお)れるか分らないという心配がひらめいた...
夏目漱石 「こころ」
...ケーサルの斃れた後...
野上豊一郎 「処女の木とアブ・サルガ」
...間もなく斃(くた)ばるに違いないけれど...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...その漸く長ずるに及んでかへつて早く北条氏のために嫉(ねた)まれ終に刺客の手に斃(たお)れしなり...
正岡子規 「病牀譫語」
...不幸にして病に斃(たお)れてしまったのは惜しいことであった...
三木清 「読書遍歴」
...不幸にも腫物を病んで斃(たお)れてしまった...
柳宗悦 「民藝四十年」
...彼女の敷きかけている蒲団(ふとん)のうえに斃(たお)れると...
吉川英治 「親鸞」
...火が消える」相手が斃(たお)れたと思うと...
吉川英治 「増長天王」
...意気地なしめッ」先に首尾よく万吉を斃(たお)したお十夜は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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