...がめたるの靴下が慄悍(ひょうかん)な脛(すね)を包んで...
谷譲次 「踊る地平線」
...精悍な顔つきの若者で...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...軽浮(けいふ)にして慓悍(ひょうかん)なるもの...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...その色白な美貌と牝豹を思わせる精悍(せいかん)さで...
富田常雄 「刺青」
...飄然(ひょうぜん)と旅をして来た浪士体(てい)の精悍(せいかん)な男が一人...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんな社会によくある精悍(せいかん)な顔をした男で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...精悍な眼つきをした一人の男...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...暗殺者(アッササン)の剽悍な追及から身を衛るためには...
久生十蘭 「魔都」
...悍馬の蹄にかけて歩兵を踏み躙つた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...自働自転車(オートバイ)の代りには精悍なロシナンテが控へてゐる...
牧野信一 「歌へる日まで」
...刺輪(しりん)で蹴られた悍馬(かんば)のように...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...我部隊が勇悍(ゆうかん)に闘っているのを御覧なさい...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...色の黒い精悍(せいかん)そうな顔に...
山本周五郎 「雨あがる」
...躯つきも痩せてはいるが精悍(せいかん)な感じであった...
山本周五郎 「風流太平記」
...精悍(せいかん)そのもののような巨躯に...
夢野久作 「近世快人伝」
...精悍(せいかん)な鬼六の軽装とでは...
吉川英治 「私本太平記」
...精悍(せいかん)でまた迅かった...
吉川英治 「日本名婦伝」
...彼らもノルマン人に劣らず冒険的であり慓悍であったが...
和辻哲郎 「鎖国」
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