...然り、革命の風雲は、細心、廉悍の老将、源三位頼政の手によつて、飛ばされたり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...中々慓悍(へうかん)決死の大将軍である...
内田魯庵 「犬物語」
...その骨組はまるでシェパードのように剽悍(ひょうかん)に見えた...
海野十三 「恐怖の口笛」
...彼を圍むは盾持てる精悍無比の若き子ら...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 50悍馬を御する英豪のヂオメーデースの言を褒む...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼は慓悍(ひょうかん)の公卿大原重徳(おおはらしげとみ)を慫慂(しょうよう)して...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...慓悍(ひょうかん)そのもののような骨格であったあの男が……「コレラ? ハァ……死にますかなぁ...
徳永直 「あまり者」
...威力が充実し精悍の気がみなぎって居る...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...精悍な顏を硬張らせて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...怪人物はこの剽悍な円陣の中に取りこめられ...
久生十蘭 「魔都」
...精悍(せいかん)そのもののような巨躯に...
夢野久作 「近世快人伝」
...例の負けず嫌いな精悍な眉を上げ...
横光利一 「旅愁」
...悍気(かんき)のつよい軍馬がたくさん顔をそろえていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...なお馬が悍気(かんき)をしずめていない表情である...
吉川英治 「新書太閤記」
...馬もにわかに悍気(かんき)を震(ふる)い立って...
吉川英治 「源頼朝」
...どうやらあの精悍(せいかん)な息子らしく...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その過程で悪夢のような種々のターレットや円錐が歪み一層悍ましい仮の姿をとった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...それは悍ましい程現実的だったのであり...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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