...須世理姫は独り悄然(せうぜん)と...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...物思はし氣に悄然と坐つて裁縫(しごと)をしてゐたお利代は...
石川啄木 「鳥影」
...胸を狭くし下を俯(ふ)して悄然(しょうぜん)として歩むようになる...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...父様が悄然としてお帰りになった...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...悄然(しょんぼり)しているのが...
田中英光 「オリンポスの果実」
...憂に滿つる席上にアガメムノーン悄然と...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...恨み抱きて悄然とあたり見し彼は去る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...黙り込んで悄然(しょうぜん)としていたジャン・ヴァルジャンは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...悄然(しょうぜん)として市太郎さんがあらわれる...
永井隆 「長崎の鐘」
...けっして悄然(しょうぜん)たる姿ではなかった...
中島敦 「李陵」
...悄然(せうぜん)として八丁堀から歸つて來ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今宵は辻より飛のりの車さへ歸して悄然(しよんぼり)と格子戸の外に立てば...
樋口一葉 「十三夜」
...得意満面、ほくそ笑んでいる※から、蜜柑の代金をうけとって、悄然と、店を出た...
火野葦平 「花と龍」
...彼女等に刻々と深まつて行く見たいな隔りを感じた――その癖孤独の己れが馬鹿に悄然と見えたりした...
牧野信一 「山を越えて」
...」悄然(しょうぜん)として呟く紺背広(こんせびろ)の技師の一歩前で...
横光利一 「微笑」
...悄然たるひとりの麗人の影だけがそこに取り残されていた...
吉川英治 「三国志」
...もすこし早く、あなたと、お打合せが出来ていたらなあ」淋しげな微笑をしいて見せながら、共に悄然と、帰って行った...
吉川英治 「私本太平記」
...何時も悄然とした姿をして...
若杉鳥子 「職業の苦痛」
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