...悄然(しょうぜん)と頭を低(た)れながら...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...自分は先に「悄然として塵塚の痩犬の如き一人物」と云つた...
石川啄木 「雲は天才である」
...夢を見てゐる人の様に悄然(しよんぼり)とした髪も乱れた...
石川啄木 「鳥影」
...戸外に悄然(しょうぜん)と立っているミドリの姿を見て...
海野十三 「月世界探険記」
...悄然と故郷に帰って行く労働者を見るだろう...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...悄然と私かに壁を飛び降る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...村の者の目にも悄然たる彼の姿は映った...
長塚節 「太十と其犬」
...奔走しても好い」悄然(しょうぜん)として項垂(うなだ)れていた小野さんは...
夏目漱石 「虞美人草」
...悄然(しょうぜん)たる余を従えて自転車屋へと飛び込みたる彼はまず女乗の手頃なる奴(やつ)を撰(えら)んでこれがよかろうと云う...
夏目漱石 「自転車日記」
...それでなければかように恐れ入ると云わんよりむしろ悄然(しょうぜん)として...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...悄然(しょうぜん)と生きている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...キチンとタキシードの膝を折って孤影悄然と坐っているのは...
久生十蘭 「魔都」
...母と二人で悄然と寂しい井戸掘りの光景を眺めながら...
牧野信一 「毒気」
...灯に対って悄然と坐ったきりだった...
室生犀星 「後の日の童子」
...三悄然(しょうぜん)と...
吉川英治 「三国志」
...――お蕗母娘(おやこ)が行方知れずとなった汁講(しるこう)の夜、老公のさしずなく、母娘(おやこ)のすがたを翌日まで探し歩いたという科(とが)で、老公の勘気(かんき)をこうむり、悄然、西山荘を去った悦之進だった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...数右衛門は、悄然となった...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...但馬守の悄然(しょうぜん)とした姿を仰ぐと...
吉川英治 「柳生月影抄」
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