...彼女は恩寵を受けたことを忘れず、感謝の気持ちを示している...
...その芸術家は神から授かった恩寵によって、天才的な作品を生み出した...
...人生には恩寵があることを忘れず、謙虚であるべきだ...
...彼は恩寵を受けた立場でありながら、周囲に対して傲慢な態度をとっている...
...父親の一言がきっかけで、彼女は大学に進学する恩寵を授かった...
...俺の心の世界には精神集注 Konzent ration と云ふ跪拜に價する恩寵が天降らない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...群小に至るまで夫々の讀者を有して文壇の一角に存在の理由を有することは感謝す可き天帝の恩寵である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...しかし轉身は神々から降る恩寵である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...恩寵であり慈悲であるか――即身成佛か即身是佛か...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...遂に召さるべき「恩寵」の豫定をも心密かに信じてゐるやうである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...特別の恩寵を許されることになった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...そしてよしやふたゝびあの二進も三進も出来なくなる恩寵の不仕合せに落ち込まうとも...
高田保 「貸家を探す話」
...神の恩寵だ...
太宰治 「正義と微笑」
...一種の恩寵(おんちょう)のごとくに解したのでもあろう○春松検校が弟子(でし)に稽古をつける部屋は奥の中二階にあったので佐助は番が廻って来ると春琴を導いて段梯子(だんばしご)を上り検校とさし向いの席に直らせて琴なり三味線なりをその前に置き...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...せめてもの恩寵として...
萩原朔太郎 「夢」
...城は天上とか恩寵(おんちょう)の場所を表わし...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...皇女殿下の魂の上に特別の御恩寵を給わらんことを...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...わたしが逆説的な恩寵として感じる心持...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...相愛する父子に対する運命の異常なまでの慈悲・恩寵が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...神様がその特別の・超自然的な・恩寵をもってこれを改造し堅固にして下さらないかぎり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...何たる恩寵(おんちょう)であろう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...なまなか闕下(けっか)の恩寵(おんちょう)に狎(な)れている都人士などよりも...
吉川英治 「新・水滸伝」
...恩寵年と共に厚きを加えて...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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