例文・使い方一覧でみる「恥づ」の意味


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...重さを置くに足らざる意識を執拗に把住する人格の矮小を恥づるのである...   重さを置くに足らざる意識を執拗に把住する人格の矮小を恥づるのであるの読み方
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」

...亦舊友の前にその姿を恥づる念なきを得なかつた...   亦舊友の前にその姿を恥づる念なきを得なかつたの読み方
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」

...俺は恥づ可く、嗤う可き奴だけれども、まだ救濟の見込がない程に墮落してゐない事だけは確かだつた...   俺は恥づ可く、嗤う可き奴だけれども、まだ救濟の見込がない程に墮落してゐない事だけは確かだつたの読み方
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」

...恰も此見すぼらしい葬式に會する事を恥づるが如く...   恰も此見すぼらしい葬式に會する事を恥づるが如くの読み方
石川啄木 「葬列」

...なんであつたか芥川が「僕は身なりが綺麗であつても馬鹿と歩くのは恥づかしいと思ふよ...   なんであつたか芥川が「僕は身なりが綺麗であつても馬鹿と歩くのは恥づかしいと思ふよの読み方
小穴隆一 「二つの繪」

...恥づべき所業だけしか手繰り得ないのもいつもの通りだ...   恥づべき所業だけしか手繰り得ないのもいつもの通りだの読み方
武田麟太郎 「大凶の籤」

...将軍家はその折すこしく御酒気だつたのでございますが、宗政さまがお首をひつさげて御参着の事をちらと小耳にはさんで御眉をひそめられ、殺せとは誰の言ひつけ、畠山重忠は、このたびの和田左衛門尉とひとしく、もともと罪なくして誅せられたる幕府の忠臣、その末子がいささか恨みを含んで陰謀をたくらんだとて、何事か有らんや、よつて先づ其身を生虜らしめ、重慶より親しく事情を聴取いたし、しかるのちに沙汰あるべきを、いきなり殺して首をひつさげて帰るとは、なんたる粗忽者、神仏も怒り給はん、出仕をさしとめるやう、と案外の御気色で仲兼さまに仰せつけに相成り、仲兼さまはそのお叱りのお言葉をそのまま宗政さまにお伝へ申しましたところが、宗政さまは、きりりと眦を決し、おそれながら、たはけたお言葉、かの法師を生虜り召連れまゐるは最も易き事なりしかど、すでに叛逆の証拠歴然、もしこの者を生虜つて鎌倉に連れ帰らば、もろもろの女房、比丘尼なんど高尚の憂ひ顔にて御宥免を願ひ出づるは必定、将軍家に於いても、ただちにれいの御慈悲とやらのお心を用ゐてかかる女性の出しやばりの歎願を御聴許なさるは、もはや疑ひも無きところ、かくては謀逆もさしたる重き犯罪にあらず、ひいては幕府の前途も危ふからんかと推量仕つて、かくの如くその場を去らしめず天誅を加へてまゐりましたのに、お叱りとは、なあんだ、こんなふうでは今後、身命を捨て忠節を尽す者が幕府にひとりもゐなくなります、ばかばかしいにも程がある、そもそも当将軍家は、故右大将家の質素を旨とし武備を重んじ、勇士を愛し給ひし御気風には似もやらず、やれお花見、やれお月見、女房どもにとりまかれ、あさはかのお世辞に酔ひしれて和歌が大の御自慢とはまた笑止の沙汰、没収の地は勲功の族に当てられず、多く以て美人に賜はる、たとへば、榛谷四郎重朝の遺跡を五条の局にたまはり、中山四郎重政の跡を以て、下総の局にたまはるとは、恥づかし、恥づかし、いまにみるみる武芸は廃れ、異形の風流武者のみ氾濫し、真の勇士は全く影をひそめる事必至なり、御気色を蒙り、出仕をさしとめられて、かへつて心がせいせい致しました、と日頃の鬱憤をここぞと口汚く吐きちらし、肩をゆすつて御退出なさいましたさうで、お部屋が離れてゐるとはいへ、たいへんな蛮声でございましたから、将軍家のお耳元にも響かぬ筈はなく、お傍の私たちはひとしく座にゐたたまらぬ思ひではらはら致して居りましたが、さすがに将軍家の御度量は非凡でございました...   将軍家はその折すこしく御酒気だつたのでございますが、宗政さまがお首をひつさげて御参着の事をちらと小耳にはさんで御眉をひそめられ、殺せとは誰の言ひつけ、畠山重忠は、このたびの和田左衛門尉とひとしく、もともと罪なくして誅せられたる幕府の忠臣、その末子がいささか恨みを含んで陰謀をたくらんだとて、何事か有らんや、よつて先づ其身を生虜らしめ、重慶より親しく事情を聴取いたし、しかるのちに沙汰あるべきを、いきなり殺して首をひつさげて帰るとは、なんたる粗忽者、神仏も怒り給はん、出仕をさしとめるやう、と案外の御気色で仲兼さまに仰せつけに相成り、仲兼さまはそのお叱りのお言葉をそのまま宗政さまにお伝へ申しましたところが、宗政さまは、きりりと眦を決し、おそれながら、たはけたお言葉、かの法師を生虜り召連れまゐるは最も易き事なりしかど、すでに叛逆の証拠歴然、もしこの者を生虜つて鎌倉に連れ帰らば、もろもろの女房、比丘尼なんど高尚の憂ひ顔にて御宥免を願ひ出づるは必定、将軍家に於いても、ただちにれいの御慈悲とやらのお心を用ゐてかかる女性の出しやばりの歎願を御聴許なさるは、もはや疑ひも無きところ、かくては謀逆もさしたる重き犯罪にあらず、ひいては幕府の前途も危ふからんかと推量仕つて、かくの如くその場を去らしめず天誅を加へてまゐりましたのに、お叱りとは、なあんだ、こんなふうでは今後、身命を捨て忠節を尽す者が幕府にひとりもゐなくなります、ばかばかしいにも程がある、そもそも当将軍家は、故右大将家の質素を旨とし武備を重んじ、勇士を愛し給ひし御気風には似もやらず、やれお花見、やれお月見、女房どもにとりまかれ、あさはかのお世辞に酔ひしれて和歌が大の御自慢とはまた笑止の沙汰、没収の地は勲功の族に当てられず、多く以て美人に賜はる、たとへば、榛谷四郎重朝の遺跡を五条の局にたまはり、中山四郎重政の跡を以て、下総の局にたまはるとは、恥づかし、恥づかし、いまにみるみる武芸は廃れ、異形の風流武者のみ氾濫し、真の勇士は全く影をひそめる事必至なり、御気色を蒙り、出仕をさしとめられて、かへつて心がせいせい致しました、と日頃の鬱憤をここぞと口汚く吐きちらし、肩をゆすつて御退出なさいましたさうで、お部屋が離れてゐるとはいへ、たいへんな蛮声でございましたから、将軍家のお耳元にも響かぬ筈はなく、お傍の私たちはひとしく座にゐたたまらぬ思ひではらはら致して居りましたが、さすがに将軍家の御度量は非凡でございましたの読み方
太宰治 「右大臣実朝」

...きつと僕が、戰地で働いてゐる兵隊だから、そのハンデキヤツプもあつて、掲載されたのだらうが、いや、實に恥づかしい...   きつと僕が、戰地で働いてゐる兵隊だから、そのハンデキヤツプもあつて、掲載されたのだらうが、いや、實に恥づかしいの読み方
太宰治 「このごろ」

...母のたつた一つの形見の古い古い半襟を恥づかしげもなく掛けて店に出るほど...   母のたつた一つの形見の古い古い半襟を恥づかしげもなく掛けて店に出るほどの読み方
太宰治 「火の鳥」

...恥づかしくてならなかつた...   恥づかしくてならなかつたの読み方
太宰治 「富嶽百景」

...行乞相も行乞果もあまりよくなかつた、恥づべし/\...   行乞相も行乞果もあまりよくなかつた、恥づべし/\の読み方
種田山頭火 「行乞記」

...湯田に於けるプチブルくさい遊蕩ぶりは恥づかしい...   湯田に於けるプチブルくさい遊蕩ぶりは恥づかしいの読み方
種田山頭火 「其中日記」

...私は昨夜見た夢を恥づかしく思つた...   私は昨夜見た夢を恥づかしく思つたの読み方
種田山頭火 「其中日記」

...人並の生活人として生活することの出来ない自分を恥づかしく悩ましく思はないではゐられない...   人並の生活人として生活することの出来ない自分を恥づかしく悩ましく思はないではゐられないの読み方
種田山頭火 「其中日記」

...奥さんが親切なだけ私は恥づかしかつた...   奥さんが親切なだけ私は恥づかしかつたの読み方
種田山頭火 「松山日記」

...身慄ひするほど恥づかしかつた...   身慄ひするほど恥づかしかつたの読み方
種田山頭火 「松山日記」

...遠からず捉(つか)まへられるだらう――少しは心當りがあるだらうな」「恥づかし乍ら...   遠からず捉まへられるだらう――少しは心當りがあるだらうな」「恥づかし乍らの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...嘘でないことは恥づる必要はない...   嘘でないことは恥づる必要はないの読み方
牧野信一 「海浜日誌」

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