...馬琴は自ら恥づるもののやうに...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...之を恥づるは之を否定するのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...彼には今の身を恥づるやうな心が起つた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...かの正々堂々赤裸々として俯仰天地に恥づるなき我が歌に就いて...
石川啄木 「雲は天才である」
...恥づかしくもなく言へたものねえ...
太宰治 「お伽草紙」
...奇妙に恥づかしいものである...
太宰治 「津軽」
...もつと恥づかしい人が...
太宰治 「火の鳥」
...――反省すれば恥づべき行為ばかりである...
種田山頭火 「一草庵日記」
...・雑草も声ありてしぐれ・病めば梅干のあかさ・誰にもあはないとうがらし赤うなる・かうまでからだがおとろへた草のたけ・すつかり葉をおとしてしまつた柿の木へ旅から戻つた・ほつと入日のさすところ草の実・やうやくおちつけて茶の花や十一月十日晴、二日酔の気味、恥づべし...
種田山頭火 「其中日記」
...Yさんにも恥づかしい...
種田山頭火 「其中日記」
...恥づかしかつたが...
種田山頭火 「其中日記」
...□省みて恥づかしくはないか...
種田山頭火 「旅日記」
...恥づかしいと思ううちにも慰めるところがないでもない...
種田山頭火 「旅日記」
...恥づべき打撃被むらむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...自分には歌をもってこれに応ずる素養が欠けていることを恥づるとしも見えないけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...恥づかしくて仕方がねえ」「男の方から拂つてある筈よ」「そんな事ア知らねえけど...
林芙美子 「暗い花」
...恥づることも、恐るゝこともいらないやうに思つた...
宮原晃一郎 「愛人と厭人」
...恥づかしいとか體面がどうかう言つてゐられる場合ではない...
室生犀星 「神のない子」
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