...とうとう一切(さい)を懺悔(ざんげ)してお恕(ゆる)しを願(ねが)いました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...何(ど)うぞ私(わたくし)の罪(つみ)をお恕(ゆる)し遊(あそ)ばして...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...「寛恕(かに)して頂戴よ」と云つて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...景淨(Adam)の撰文にして建中二年に時の法主僧寧恕の配下に於て建設せられたるものなり...
イー、エー、ゴルドン 高楠順次郎訳 「弘法大師と景教との關係」
...読者の寛恕を希望する...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...恕(ゆる)して下(くだ)され...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...讀者諸君の寛恕を願つて書く――昭和五年新潮社刊行『現代詩人全集』第二卷中に(これも實は是非書けと迫られて)自傳一ページを書いた...
土井晩翠 「「雨の降る日は天氣が惡い」序」
...止む得なかつたこととして御諒恕を乞ふ次第である...
時枝誠記 「国語学と国語教育との交渉」
...宥恕(ゆうじょ)すべき憤怒である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...恕軒學海の兩翁が春水を認められ居候事...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...熙は初め中村敬宇(なかむらけいう)の同人社に入り後に佐藤牧山(さとうぼくざん)と信夫恕軒(しのぶじょけん)との二家について学を修め...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...自己の標準があるだけでもこっちの方が恕(ゆる)すべく貴ぶべし――といったらどんな奴が出て来るか分らぬが...
夏目漱石 「模倣と独立」
...宥恕(ゆるし)を乞うような哀れな眼つきで院長の顔を振り仰ぐと...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...恕堂は風呂敷を解いて蓄音器を取り出した...
正岡子規 「墨汁一滴」
...『死があらゆる罪障を恕(ゆる)すまで...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...多少恕(じょ)すべきものがある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...頼儀は水戸から頼恕を入れるとしばらくして長子頼該を高松へ移した...
山本周五郎 「新潮記」
...官兵衛もまた恕(ゆる)すだろう...
吉川英治 「黒田如水」
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