...何(ど)うぞ私(わたくし)の罪(つみ)をお恕(ゆる)し遊(あそ)ばして...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...恕(ゆる)すこともあるべけれど...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...(心安き間柄失礼は御海恕可被下(くださるべく)候)所謂(いわゆる)べくづくしなどは小生の尤も耳障に存候処に御座候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...その後は大分御無沙汰御海恕可被下(くださるべく)候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...多少これを恕せむとするもまた已(や)むを得ざるに出づといへども...
津田左右吉 「仏教史家に一言す」
...読者の寛恕を希望する...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...彼はその神のごとき仁恕(じんじょ)に対抗せしむるに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...郭忠恕が汗簡を作つた時...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...薄恕一氏の紹介で...
直木三十五 「死までを語る」
...またこれ一国の一主義として恕(じょ)すべきに似たれども...
福沢諭吉 「日本男子論」
...彼の松岡恕庵(じょあん)...
牧野富太郎 「植物記」
...たちまちもう死ぬほど胸が悪くなる(しかも決して宥恕(ゆうじょ)なんぞできる気持じゃない)という状態です――例えば...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...馬屋原成美、字は伯孝、初め周迪と称し、後恕庵と改め、又父祖の称玄益を襲いだ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...おほよそ造語はその既往の歴史を以て人の寛恕を得べき權利なきものなれば...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...多少恕(じょ)すべきものがある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...頼儀は水戸から頼恕を入れるとしばらくして長子頼該を高松へ移した...
山本周五郎 「新潮記」
...氏名なども間違っている人があるかも知れないが筆者の記憶の粗漏として諒恕御訂正を仰ぎたい...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...御諒恕を乞うというわけ...
吉川英治 「随筆 新平家」
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