...自分たちの力では手に余るのだから推恕(すいじょ)していただきたいと書いてあった...
有島武郎 「或る女」
...どうか御諒恕を願ひます...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...残念ながら分らなかったというならまだも恕(じょ)すべきであるに...
泉鏡花 「海城発電」
...希くハ諒恕せられん事を...
田中正造 「非常歎願書」
...ただ友兄これを恕(ゆる)す...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...場合によっては恕すべき点がある...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...このことを読者にも諒恕して貰いたい...
豊島与志雄 「「草野心平詩集」解説」
...私の宗一という名は、鹿児島の、貴島清(西南役の雄将)の息子さんで、名は忘れたが、軍医の人がつけたもので、私の弟の清二というのは、この薄恕一氏が、名づけ親である...
直木三十五 「死までを語る」
...恕すべく或時は貴(たっと)むべきものであるかも知れないけれども...
夏目漱石 「模倣と独立」
...まあ幾分か恕してやるべきである...
新渡戸稲造 「イエスキリストの友誼」
...また恕(じょ)するに足らず...
福沢諭吉 「日本男子論」
...逆説のやうに見えますがお恕(ゆる)し下さい...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...しかし怒る人間は怒を表わさないで憎んでいる人間よりもつねに恕(じょ)せらるべきである...
三木清 「人生論ノート」
...細君を恕(じよ)せようと思ふと同時に...
森鴎外 「魔睡」
...悪(あし)からず諒恕(りょうじょ)して頂きたい...
夢野久作 「名君忠之」
...御仁恕(ごじんじょ)を仰がねばならぬ一儀がございます」と...
吉川英治 「私本太平記」
...御笑恕ねがいたい...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...御諒恕をねがいたい...
吉川英治 「随筆 新平家」
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