...今度は僕が恐縮する番ですよ...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...恐縮するばかりである...
太宰治 「正義と微笑」
...却って当方が恐縮する位...
辰野九紫 「青バスの女」
...全く恐れ入りやす」金公がイヤに恐縮するのをお絹が見て...
中里介山 「大菩薩峠」
...元来ここの主人は博士とか大学教授とかいうと非常に恐縮する男であるが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...と思って恐縮する...
久生十蘭 「キャラコさん」
...大した賞められ方で恐縮する...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ご足労には恐縮する」「是非とのことでございます...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...あんなに凜たる表情で体操するなんていふことは健康などは関つてゐられない位ゐ恐縮するばかりであつた...
牧野信一 「魚籃坂にて」
...来たお客が恐縮するかわりに...
宮本百合子 「公のことと私のこと」
...想い設けぬこの歓待に私たちは恐縮するほかなかった...
柳宗悦 「全羅紀行」
...三左衛門はひどく恐縮するようすで...
山本周五郎 「菊千代抄」
...この点私は恐縮するより仕方がない...
横光利一 「汚ない家」
...こちらが恐縮するほどで...
吉川英治 「新書太閤記」
...婦人客もまだ残っておられて恐縮する...
吉川英治 「随筆 新平家」
...星野通信局長、若松からわざわざ迎えにお見えの由、恐縮する...
吉川英治 「随筆 新平家」
...「お、ほ」禅尼は、恐縮する...
吉川英治 「源頼朝」
...これもたゞ恐縮するにすぎぬ場合がおほい...
若山牧水 「樹木とその葉」
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