...彼は恐ろしさにふるえながら...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...恐ろしさもわすれて...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...彼女自身の運命の恐ろしさをも...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...何とも云えぬ恐ろしさであった...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...このあいだ、バスの中へあらわれた骸骨男の顔を思いだすと、恐ろしさに、からだがふるえてくるのです...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...サイラスは恥かしさと恐ろしさに包まれて...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...それはこの世の恐ろしさと下らなさとがいっしょになった表情で...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...つまり頭の恐ろしさに過ぎないんだろう...
夏目漱石 「行人」
...土用浪の凄まじさや恐ろしさは...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...助けて下さい」お仲は自分の位置の恐ろしさを判然(はっきり)覚ったものか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その恥かしさと恐ろしさを征服して漸(ようや)くかう言ひきると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...結果の恐ろしさを案じてゐるのでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...火の気のない、静かな、広い畑の中にポッツリたった一軒家には、夜のあらゆる不思議さ、恐ろしさ、又同時に美しさも、こもって居る...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...皆の者はその恐ろしさ物凄さに...
夢野久作 「白髪小僧」
...おんなじ恐ろしさや気味悪さを...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...あの「胎児の夢」と名付くる論文の正体の恐ろしさがわかる...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...先生はまだ吹雪の恐ろしさを知らっしゃらねえから駄目だ...
夢野久作 「眼を開く」
...赤い夜霧の中に、さらに一際(ひときわ)赤く、ちらちらと、屋根の波から火を吐いている箇所がある――「本能寺だ!」わしは、恐ろしさに、髪の毛が逆立った...
吉川英治 「茶漬三略」
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