...独身者(ひとりもの)は女全体を恐ろしがるんですからね...
薄田泣菫 「茶話」
...「どうか恐ろしがる理由なぞがありませんように!」そう言うと彼はその手紙を眼のところへ持って行って...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...一向恐ろしがる気が出ない...
谷崎潤一郎 「The Affair of Two Watches」
...それを恐ろしがるのも...
谷崎潤一郎 「刺青」
...孤堂先生は過去の人間を圧し潰(つぶ)すために皆(みんな)が揉むのではないかと恐ろしがる...
夏目漱石 「虞美人草」
...君一人そう恐ろしがる必要がない」と私は云いました...
夏目漱石 「行人」
...人の恐ろしがるものばかりであった...
夏目漱石 「それから」
...そんなに恐ろしがるなら...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...こんなことを書いて来ておりました」「私だけはだれも皆恐ろしがるその山道をいつまでも飽かずに出て来る人なのですね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それが友達だって恐ろしがるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...目玉がグルグル動くので女子供は恐ろしがる...
山本笑月 「明治世相百話」
...その線の外に出ることを彼は不思議に恐ろしがるのである...
和辻哲郎 「享楽人」
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