...諸君諸君は青年の芸術の為に堕落することを恐れている...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...彼は躊躇(ちゅうちょ)を恐れるものの如く...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...欧米の堅甲利兵(けんこうりへい)も恐れるに足らぬ...
大隈重信 「始業式訓示」
...滝の威に恐れて永くとどまらず九月七日 「玉藻五句集(第七十七回)」凄(すご)かりし月の団蔵七代目九月十日 成田の額堂に七代目団十郎の石像があつたが...
高浜虚子 「六百句」
...綱右衛門は恐れをなしてお化の面をしまいこんだが...
田中貢太郎 「お化の面」
...あたかも不幸が伝染しはすまいかと恐れてるかのようである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...更に悪い影響を与えはすまいかと恐れられた...
豊島与志雄 「反抗」
...恐れと喜びとの交じった一種の異様な驚きをもって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...全く恐れ入ったよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを待って居ましたとばかり、「恐れ乍ら、唯(ただ)御領内の美人を漁(あさ)るだけでは興が薄う御座います...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...お言葉では反って恐れ入ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あなたがたは何を恐れていたんです?」「そのことをあなたにどう説明したらいいでしょうね?」と...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...賢夫人に問い詰められるのを恐れて...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...かつや恐れ多けれども師団長殿下を始め奉り旅団長参謀佐官を失ふに至りては天の近衛に殃(わざわい)する所以(ゆえん)の者を怪まずんばあらず...
正岡子規 「従軍紀事」
...青年の恐れていた男というのは何者であろう? そして...
松本泰 「謎の街」
...こう見えたってどうして恐れ入るもんか...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...自分の最も恐れてゐること...
横光利一 「悲しみの代價」
...殉教を恐れない宣教師はなお多数潜伏している...
和辻哲郎 「鎖国」
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