例文・使い方一覧でみる「恐らく」の意味
スポンサーリンク...純一無雑になることは誰にも恐らくは困難であらう... 
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...ここから頂上まで里程にすれば恐らく二里半位であつたらうか...
安倍能成 「初旅の残像」
...しかし仏英軍との間には恐らくマジノ...
石原莞爾 「最終戦争論」
...恐らくこの本はその代表的なものだろう...
戸坂潤 「読書法」
...あなたの方でも恐らくそうだったろう...
豊島与志雄 「常識」
...恐らくこの時が初めてで...
中谷宇吉郎 「ツーン湖のほとり」
...恐らく大いなる関係があるだらう...
夏目漱石 「それから」
...恐らく何にも知らずに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それ以上にたち入って犯人推定の根拠を示すことは恐らく大抵の人にはできなかったであろうと思う...
平林初之輔 「「陰獣」その他」
...人と人とのおつきあひといふことのうちで恐らく二人程お互の心をよくわかつたお友達はなかつたでせう...
牧野信一 「駒鳥の胸」
...娯楽という観念は恐らく近代的な観念である...
三木清 「人生論ノート」
...それ故に我々はそれを恐らく正當に存在の歴史的範疇のひとつに算へ得るであらう...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...恐らく何事よりも字句の意味から筆を起すのが至当かと思われます...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...之を改めることは恐らくは不可能である...
柳田國男 「家を持つといふこと」
...恐らくポーランドは国内いたる所これと同じであろう...
横光利一 「欧洲紀行」
...恐らく曾つての日本には見ることのなかつた現象ではないかと思ふ...
吉川英治 「折々の記」
...その十年一日のような故郷（ふるさと）を、主家の激変に遭（あ）って今、ここを早駕で通る息子があろうとは、恐らく、生家に余生を送って居られる父も知るまい...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...恐らく日本画は別種の道をたどったであろう...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
便利！手書き漢字入力検索