...閃めき來つて恍惚たる繪畫を點綴す...
石川啄木 「女郎買の歌」
...恍惚(うっとり)となって...
泉鏡花 「霰ふる」
...恍惚(うっとり)した雪のようなお君の顔の...
泉鏡花 「縁結び」
...彼の前にはイングランドの女友だち(シスター)がすっと立っている――一つの恍惚たる眺めであった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...いたずらに恍惚と不安の複雑な溜息(ためいき)をもらして狭い部屋の中を...
太宰治 「東京八景」
...恍惚(こうこつ)と神秘という以外には...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...淑奇恍惚(しゅくきこうこつ)の夜の世界を知らないような者だよ...
田中貢太郎 「涼亭」
...光栄と権威と愉悦と恍惚ばかりである...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...彼はまったく恍惚(こうこつ)たる状態にあって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そこにこそ唯一の恍惚(こうこつ)たる喜びがある...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...扇屋の女中部屋の寝像(ねぞう)にでも見恍(みと)れて...
中里介山 「大菩薩峠」
...ロッティは恍惚(うっとり)となってしまいました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...人を樂しく恍惚とさせるのは...
萩原朔太郎 「夢」
...恍惚として我か人かの境を迷いつつ...
二葉亭四迷 「平凡」
...昇降機がスイスイと天上する面白さに恍惚として...
牧野信一 「日本橋」
...その猛猛(たけ/″\)しい恍惚(くわうこつ)の一撃だ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...猫の飯と猫に見恍(みと)れていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...恍惚(うっとり)するほどな景色に変る...
吉川英治 「新・水滸伝」
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