...私は怱々(そうそう)とまた帰途につくのだった...
モオパッサン 秋田滋訳 「ある自殺者の手記」
...用談を終えると怱々(そうそう)に辞したが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...幸子と雪子と悦子の三人で八月怱々(そうそう)に立つ積りでいたところ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...目的を達して怱々(そうそう)引き揚げようとする間際(まぎわ)に...
谷崎潤一郎 「細雪」
...幸子は自分も怱々(そうそう)に立つとして...
谷崎潤一郎 「細雪」
...沢崎が食事を済ますと怱々(そうそう)に...
谷崎潤一郎 「細雪」
...怱々(そうそう)に帰してしまったのであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...お茶が終ると怱々(そうそう)に席を外して引取って行ったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...一時間足ラズデ怱々帰宅...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...午後怱々鈴木氏ヨリ電話...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...明日ヲ約シテ怱々ニ引キ上ゲ帰宅スル...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...アカイア人怱々の際此式を怠る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...烏兎怱々(うとそうそう)いつしか二十年近くの年月を過すに至った...
西田幾多郎 「或教授の退職の辞」
...私は氣味の惡い此の墓を怱々遁げ出した...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...君のように怱々(そうそう)と読むンではない...
林芙美子 「清貧の書」
...怱々(そうそう)筆をとって西洋書中の大意を記し...
福沢諭吉 「中津留別の書」
...朝早くから起きて怱々(そうそう)に拵えて...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...怱々(そうそう)にして土地を立たせろと命じた...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
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