...事々しく装つたのもあれば...
石川啄木 「鳥影」
...人々は今更の樣に事々しく...
石川啄木 「天鵞絨」
...これが当時の新聞に「大杉栄等検挙さる」とかいう事々しい見だしで...
大杉栄 「獄中記」
...米がなくなつた(煙草も)、米なしで暫らく暮らすのもよからう、事々皆好事だ...
種田山頭火 「其中日記」
...世の事々を知っていたので...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「ライギット・パズル」
...いかにも事々しい心持がした...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...(七月九日)五十九○今日人と話し合ひし事々一...
正岡子規 「病牀六尺」
...事々に生活の感動をそこへ響き合わしてゆく心持とでは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...」茶山の評に「寇準事々欲抗朕」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...要するに、事々、幕府の示威であり、二荷(か)の張輿(はりごし)は、かくて東海道の宿々を、よい見世物とされて行くにちがいない...
吉川英治 「私本太平記」
...事々に的中している...
吉川英治 「私本太平記」
...事々(ことごと)に驚異した...
吉川英治 「新書太閤記」
...それから生じているところの事々に...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...そして折々、そこの門には、主(ぬし)の知れぬ輦(くるま)の着く夜などあって、口さがない町の凡下(ぼんげ)たちは、(六波羅様が忍ばるる)などと専(もっぱ)ら取沙汰しておるぞ――と、それをまた、事々しく、いかにもほんとらしく、取沙汰して伝えて来たりする者がある...
吉川英治 「源頼朝」
...先刻(さっき)から石切たちに向って演舌していた事々を...
吉川英治 「宮本武蔵」
...人生の事々はすべて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...こうした事々が、いよいよ、「さすがは、巌流先生」「おえらいもの」「奥ゆかしい」「底の知れぬお方じゃ」と、衆の信望をあつめて、今では彼が、隔日に、馬上七名の供に槍を立たせて登城の途中でも、その姿を仰ぐ者は、わざわざでも馬前へ寄って来て、礼を施してゆくくらい、尊敬の的(まと)になっていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「――過ぎ来し方の事々...
吉川英治 「宮本武蔵」
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