...三高等小学校時代の同窓に「緋縅(ひおどし)」というあだ名をもった偉大な体躯(たいく)の怪童がいた...
寺田寅彦 「相撲」
...それもこの怪童定吉――十八になる奇形の偏執狂のゆがみにゆがんだ復讐心と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...つまり「水の童子」「水汲み場にあらわれる怪童」といった心持は...
柳田国男 「故郷七十年」
...何しろ次郎には一種怪童的な風貌があります上に...
吉川英治 「江戸三国志」
...それはここに捕手を導いて来た高麗村(こまむら)の怪童次郎に相違ありません...
吉川英治 「江戸三国志」
...力にかけては、怪童といわれ、恵林寺(えりんじ)のおおきな庭石をかるがるとさして山門の階段をのぼったじぶんである...
吉川英治 「神州天馬侠」
...もとより鞍馬山霊(くらまさんれい)の気をうけたような怪童子(かいどうじ)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...天からふったひとりの怪童(かいどう)ありとは...
吉川英治 「神州天馬侠」
...――知らず鞍馬(くらま)の怪童子(かいどうじ)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...さすが気丈(きじょう)な怪童子(かいどうじ)も...
吉川英治 「神州天馬侠」
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