...私の怨敵が謀略を企てた...
...彼女は彼女の怨敵に向けて恐ろしい顔をした...
...彼は自分の怨敵の前で自分の成功をアピールした...
...あなたはいつも怨敵と楽しいおしゃべりをすることができますか? ...
...怨敵が発作的に行動してトラブルを起こし始めた...
...彼に幾多の艱難を嘗(な)めさせた彼自身の怨敵(おんてき)であった...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...一は怨敵調伏の符なり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...その共棲がまったく両者共通の怨敵(おんてき)たるオオソリテイ――国家というものに対抗するために政略的に行われた結婚であるとしていることである...
石川啄木 「時代閉塞の現状」
...かくて魚住氏のいわゆる共通の怨敵(おんてき)が実際において存在しないことは明らかになった...
石川啄木 「時代閉塞の現状」
...多少の怨敵を彼の身辺に湧かしめたり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...将軍の命を狙う怨敵(おんてき)を平らげましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...重病の父親を幾度も/\襲(おそ)ひかけた惡者――兄がそのために命を賭(か)けて爭はうとした怨敵――主家大村丹後守樣まで強請(ゆす)るふとい惡黨――それを討ち取るために...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...怨敵(をんてき)五郎次郎の胤(たね)と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二十年來の怨敵(をんてき)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...死を争ふ怨敵のやうに...
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」
...……しかもその怨敵を呪咀(のろ)い合う心の...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...天下泰平、国土安穏、万民安全、怨敵退散...
吉川英治 「上杉謙信」
...怨敵(おんてき)鐘巻自斎の姿であるから...
吉川英治 「剣難女難」
...「いくら北条氏の怨敵(おんてき)とはいえ...
吉川英治 「私本太平記」
...当(とう)の怨敵(おんてき)尊氏は海上だった...
吉川英治 「私本太平記」
...「おのれッ!」「怨敵(おんてき)」敵将のすがたを目(ま)のあたりに見て...
吉川英治 「神州天馬侠」
...怨敵(おんてき)家康(いえやす)に一矢(し)をむくいたのちに死ぬとも...
吉川英治 「神州天馬侠」
...生命の貴さに打たれて「俄(にわか)に怨敵(おんてき)の思ひを忘れ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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