...忰(せがれ)の嫁を娶(と)るのに...
泉鏡花 「婦系図」
...かえって百姓に経験の浅い忰の正吾の方だった...
犬田卯 「荒蕪地」
...お客さんに茶でもあげえ」忰(せがれ)は何を云っているか判らない船頭一家の話を切れ切れに聞いていたが...
田中貢太郎 「参宮がえり」
...すこしあなたに」忰はなるたけ落ちついていようと思った...
田中貢太郎 「参宮がえり」
...忰は不審しながら跟(つ)いて往った...
田中貢太郎 「参宮がえり」
...父親は嘉平(かへい)と云い忰は嘉市(かいち)と云っていた...
田中貢太郎 「参宮がえり」
...忰(せがれ)の瀬越もめったに帰省することはなく...
谷崎潤一郎 「細雪」
...忰(せがれ)は余り附き合っていない...
谷崎潤一郎 「細雪」
......
谷崎潤一郎 「細雪」
...十二枚づつ綴じた忰の成績書をお目にかけて...
徳田秋声 「躯」
...最後の佐渡屋の忰のほうをひとつ」「定太郎は佐渡屋の相続人(あととり)なんですが...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...局長は名刺を取りあげもせずに盆の上にあるのを見ながら、「何、忰(せがれ)か、いま忙しいから、あとであうと言ってくれ、午後になってから」「ただいまお出かけのところですと申し上げたんですが、大急ぎの用事だから一分だけお目にかかかりたいと仰言(おっしゃ)るんです」「仕方のない奴だな、こないだも目のまわるような忙しいときにやってきて、アフガニスタンの国王の名前を教えてくれなんていうんだからな、じゃすぐにここへ来いといってくれ」「はっ」給仕が出ていくと入れちがいにはいってきたのは白いリンネルの背広を着て、白靴(しろぐつ)を穿(は)いた遠山勝男(まさお)だった...
平林初之輔 「鉄の規律」
...橘家圓太郎の忰として七つの年に初高座の...
正岡容 「小説 圓朝」
...馬鹿でもチョンでも橘家圓太郎の忰小圓太という変り種の子供の落語家として...
正岡容 「小説 圓朝」
...そうかと思うと沖買いの呼吸(コツ)を握り込んで「売るなら買おう」「買うなら売るぞ」「捕るなら腕で来い」といったスゴイ調子で南鮮沿海を荒しまわる事五年間……忰(せがれ)の友太郎も十歳(とお)の年から櫓柄(ろづか)に掴まって玄海の荒浪を押し切った...
夢野久作 「爆弾太平記」
...忰の友太郎がグイグイ綱を手繰(たぐ)って船を近寄せると...
夢野久作 「爆弾太平記」
...忰の方は向うむきになっていたので良くわからなかったが...
夢野久作 「爆弾太平記」
...「小忰(こせがれ)の悪戯(いたずら)ゆえ...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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