...非常な快感を覚えるものである...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...実に何とも云えない快感を覚える...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「梟の眼」
...子供がお伽噺を聞いて楽しんでゐるやうな快感を覚えるのである...
高浜虚子 「椿子物語」
...別に技巧を弄(ろう)せずとも一度これに触れた男は終生忘れることの出来ない快感を覚えるという事である...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...それはあの自分の肉体を痛め傷つけて快感を覚える変態性心理とはまったく違う...
永井隆 「この子を残して」
...その心をこちらへ向けて焦(じ)らすことに快感を覚えるという程度のものでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...涼風腋下(えきか)の快感を覚えることであろう...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...かたくなく文字が流れ出す快感を覚える...
宮本百合子 「五月の空」
...何とも言いようのない・甘いような苦いような・意地の悪い快感を覚えるのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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