...「佐藤派」は芸術の分野で、佐藤忠良や佐藤慶のような俳優や、佐藤愛子や佐藤聰明のような作家の集団を指すこともあります...
...鬼仏洞内にて殺害されたるわが忠良なる市民顔子狗の死体を収容し...
海野十三 「鬼仏洞事件」
...わが村の忠良(ちゅうりょう)にして健康なるお前たちやわしが死骸にさせられない前に...
海野十三 「人造人間戦車の機密」
...忠良なる帝國臣民...
江南文三 「佐渡が島を出て」
...然(しか)るに、この忠良なる、啓発なる国民はだ、議会の大権に遭遇して、国民の愛国心が勃興して、そして静かに顧みて、現在の政治の状態を満足しないという状態は起ったのであります...
大隈重信 「憲政に於ける輿論の勢力」
...なお無数の忠良な臣下が自殺しまたは自ら傷つけて不具になった...
大杉栄 「奴隷根性論」
...「あれは宋の秦檜(しんかい)さ、忠良を害し、君を欺き、国を滅したから、こんな重罪を受けておる、他の者も皆国を誤ったもので、この者どもは、国の命が革(あらた)まるたびに、引出して、毒蛇に肉を噬(か)まし、飢鷹に髓を啄(つつ)かすのだ、それで、肉が腐り爛(ただ)れてなくなると、神水をかけて業風(ごうふう)に吹かすと、また本の形になる、こんな奴は、億万劫(ごう)を経ても世には出られないよ」はもう家へ還りたくなった...
田中貢太郎 「令狐生冥夢録」
...天下晴れて東京府北多摩郡千歳村字粕谷の忠良なる平民何某となったのである...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...而も忠良さと不逞さとの個別的段階を媒介として...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...世間の普通一般人が戦争を惧れるということの内には無意識の中にそういう忠良な意味が含まれているのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...抑々読者たる民衆の日本流の忠良さを利用したり夫に適応したりすることから来るわけだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...斯ういう忠良無比なる国民...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...銃架(じうか)は×(19)を噴(ふ)いて地上(ちじやう)に倒(たふ)れる今(いま)ひとりの「忠良(ちうりゃう)な臣民(しんみん)」が...
槇村浩 「生ける銃架」
...わが国民にして極く普通の意味で忠良な人間でさえあれば...
三好十郎 「俳優への手紙」
...先ず第一に誠心実意忠良無二の精神ある人物を択んでその人に托するね...
村井弦斎 「食道楽」
...「中納言はまじめで忠良な良人(おっと)になりうるでしょうが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...みな臣の志を体している忠良でありますから...
吉川英治 「三国志」
...沮授(そじゅ)や田豊(でんほう)などという忠良の臣を失って...
吉川英治 「三国志」
...彼よりは年下のこの荀という忠良な一忠臣だった...
吉川英治 「三国志」
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