...癩病は彼の最も忌み嫌ふ處であつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...十三人食卓に列するを忌み...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...みんな岡村君の忌み嫌う所でした...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...醜(みにく)い姿忌み嫌わるゝ悲しさに...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...話したき事! もしくは彼がもっとも忌みかつ恐るるある事にはあらざるか...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...ただ語るだけで何の意味をも言わない音楽家を忌み嫌った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼はついにそれらを忌みきらうようになった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...富を忌みきらってはしなかったし...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あらゆる卑俗を忌み...
豊島与志雄 「文学精神は言う」
...漢学仕込みの私の頭は何だかまだ夷狄の学問を忌み嫌い...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...故に燕を食うは水を渡るを忌み...
南方熊楠 「十二支考」
...こんな訳で山茶の槌を使うを忌み...
南方熊楠 「十二支考」
...餅を忌み嫌いたもうとて...
南方熊楠 「十二支考」
...それを最も忌み嫌い...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...非常に忌み嫌った...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人々から忌み嫌われたのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...非常にきびしい物忌みをする習慣は...
柳田国男 「故郷七十年」
...彼ら自身の思索が彼らの最も忌みきらう概念的なものであることに気づかない...
和辻哲郎 「「自然」を深めよ」
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