...『旧事紀』は、茲に附記して曰く、今の世の人夜、一箇火を忌み、亦夜、擲(な)げ櫛を忌むは、是その縁なりと...
高木敏雄 「比較神話学」
...隣境にも及びて松前南部等にても港々にては多くは丹後人を忌みて送り出す事なり...
太宰治 「津軽」
...みんな岡村君の忌み嫌う所でした...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...私は邪道の聖歌者を忌み...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それは、当然、階級制度の教えるところの優越性も原因することには相違ないが、それほど神尾というものが、百姓を、忌み、嫌い、呪うというのは、別にまた一つの歴史もあるのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...それが恐れる色も忌み嫌うようすもなく...
久生十蘭 「湖畔」
...故に燕を食うは水を渡るを忌み...
南方熊楠 「十二支考」
...キリスト教起こりて在来の諸教徒が林中に旧教儀を行なうを忌み...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...そうして稲作は特に日蔭を忌み...
柳田國男 「垣内の話」
...この物忌みに入る日が...
柳田国男 「故郷七十年」
...あまりに厳重な物忌みをしたため...
柳田国男 「故郷七十年」
...元のおこりは物忌みの解けた時の喜びを表わす祭ではなかったかと思う...
柳田国男 「故郷七十年」
...米を毎年満足に作るためには非常にむつかしい物忌みをしなければならない...
柳田国男 「故郷七十年」
...普通の人はそれから一カ月以上の物忌みがある...
柳田国男 「故郷七十年」
...農村とつながっているためらしいが、なになに祝いとか、忌み日とか、なにそれ祭りとかいって、定日のほか月にたいてい二三回は休みがある...
山本周五郎 「いさましい話」
...忌み嫌う容子を見せた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...卑しさそのものを忌み貴さそのものを尚ぶ道徳である...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
...彼ら自身の思索が彼らの最も忌みきらう概念的なものであることに気づかない...
和辻哲郎 「「自然」を深めよ」
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