...不用意にも女を捕えてじかづけに病気の種類を聞きただす男の心の粗雑さを忌みながら...
有島武郎 「或る女」
...それ故に家族の分散は社会が最も忌み嫌(きら)うところのものである...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...ラザルスは癩病患者のように人々から忌み嫌われたばかりではなく...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...我は集会の場所を忌み...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...さらに忌み嫌うべきことではないが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...忌み恐るべき汝他の神より生(あ)れしものならば...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...あらゆる卑俗を忌み...
豊島与志雄 「文学精神は言う」
...人々は俺の醜悪な面相を恐れ忌み...
久生十蘭 「湖畔」
...こは仏(ほとけ)の座(ざ)とあるべきを縁喜物(えんぎもの)なれば仏の字を忌みたる植木師のわざなるべし...
正岡子規 「墨汁一滴」
...うしろから歩みよる私を忌み嫌った...
松永延造 「職工と微笑」
...関取に負けろと云ふは忌み言葉ではありませんか...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
...キリスト教起こりて在来の諸教徒が林中に旧教儀を行なうを忌み...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...正直のところある程度までわたしに平凡な友愛を忌みきらわせたばかりでなく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この物忌みに入る日が...
柳田国男 「故郷七十年」
...この米の収穫祭のための物忌みに入る忌火の飯をたべ始める日であり...
柳田国男 「故郷七十年」
...非常にきびしい物忌みをする習慣は...
柳田国男 「故郷七十年」
...それから一カ月以上物忌みして...
柳田国男 「故郷七十年」
...かえって忌み嫌い...
吉川英治 「三国志」
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