...そしてそこには進歩とか創造とかいう動向の活躍がおのずから忌み避けられなければならない...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...殊に来世に於ける神の裁判と聞ては彼等が忌み嫌って止まざる所である...
内村鑑三 「聖書の読方」
...忌み恐るべき汝他の神より生(あ)れしものならば...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...すべて皆人はわが身を忌みきらふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼れは最も黨人を忌み...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...人から忌みきらわれるばかりである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...私は邪道の聖歌者を忌み...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...同時に彼女を忌み嫌う念は昔の通り変らなかった...
夏目漱石 「道草」
...心底、忌み嫌い、憎んでいた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...また虎は羊の角を焼いた煙を忌みその臭(かざ)を悪(にく)んで逃げ去る...
南方熊楠 「十二支考」
...その部族を忌み逃げ出した事と思う...
南方熊楠 「十二支考」
...因って白犬と呼ばるるを忌み...
南方熊楠 「十二支考」
...かく忌み嫌わるるもの故諸獣を神とし尊ぶ例多きも鼠を拝む例は少ない...
南方熊楠 「十二支考」
...人々から忌み嫌われたのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この米の収穫祭のための物忌みに入る忌火の飯をたべ始める日であり...
柳田国男 「故郷七十年」
...そういう中でもことに針を使うことを忌みきらい...
柳田国男 「年中行事覚書」
...私人の忌み日に、こだわって居る筈はない...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...忌みまた崇拝した者どもすらその意味を描くのを恐れた地...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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