...そしてそこには進歩とか創造とかいう動向の活躍がおのずから忌み避けられなければならない...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...阿Qが最も忌み嫌ったのは...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...殊に来世に於ける神の裁判と聞ては彼等が忌み嫌って止まざる所である...
内村鑑三 「聖書の読方」
...隣境にも及びて松前南部等にても港々にては多くは丹後人を忌みて送り出す事なり...
太宰治 「津軽」
...ピタゴラスの豆に対する話はやはりこうした「物忌み」らしく思われるのである...
寺田寅彦 「ピタゴラスと豆」
...話したき事! もしくは彼がもっとも忌みかつ恐るるある事にはあらざるか...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...漢学仕込みの私の頭は何だかまだ夷狄の学問を忌み嫌い...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...かえってこれを忌み嫌うの念を起こし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...この仲間の習いとして猿の字を忌み...
正岡容 「小説 圓朝」
...その部族を忌み逃げ出した事と思う...
南方熊楠 「十二支考」
...この世界では、もうよかろうという言葉や、いい加減にしておこうということは、忌み嫌われる...
室生犀星 「日本の庭」
...人々から忌み嫌われたのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...物忌みの生活をして神を祭ったものであるらしい...
柳田国男 「故郷七十年」
...非常にきびしい物忌みをする習慣は...
柳田国男 「故郷七十年」
...単にこの鳥をその前兆として忌み怖れたのが起りかと思う...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...おいおいにこれを忌み憎むの念が普通の社会には強くなり...
柳田国男 「山の人生」
...かえって忌み嫌い...
吉川英治 「三国志」
...私人の忌み日に、こだわって居る筈はない...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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