...良心的な候補者を多数登場させなくてはならぬ...
伊丹万作 「政治に関する随想」
...頗る良心的な語り方で...
太宰治 「津軽」
...野性味のないことである(野心的な句はさうたう見うけるが)...
種田山頭火 「其中日記」
...ただそこに於てのみ重大な・根本的な・中心的な役割を持つことが出来るであろう...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...彼の強烈な自己中心的な感情との混合体である...
中島敦 「斗南先生」
...日頃平次に楯(たて)をつくことばかり考えている若くて野心的な岡っ引...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...良心的なことで有名なある照会係の手に入りました...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...子爵夫人はこの学生の野心的な返答振りに強く惹かれていた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...野心的な長大篇で...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...止め度もなく愚かに唯心的な私であつた...
牧野信一 「熱い風」
...私の生きている歓びと苦しさの綯(な)い交った光輝というような核心的なものが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...こうした良心的な自責に追い立てられながら...
村山俊太郎 「『教室の記録』の編集を終えて」
...彼は勇敢で野心的なあっぱれ武将であったが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それ程でなくとも作者として一種の変テコな失礼を四方八方に働らいたような良心的な苛責を感ずる事になるのだからツイ遠慮したくなるのである...
夢野久作 「創作人物の名前について」
...いかなる小さなことにも機械のような法則が係数となって実体を計っていることに気附き出した私の唯心的な眼醒めの第一歩となって来た...
横光利一 「機械」
...遠心的な眸をうっとりと水に放っていた...
吉川英治 「三国志」
...空の雲へ向けていた放心的な眼にも明らかであった...
吉川英治 「三国志」
...また、どうしたら剣聖といわれるあの老龍に一撃与えることができるか)を、遠心的な眼が、じっと考えつめていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索