...現に重要な社会的公職にある田辺博士みずからがその最も良心的な態度をもって...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...併し学的に慎重で良心的な氏は...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...先に、私は大衆文芸を内容的に分類すると、興味中心的な、娯楽本意の、事件の起伏、波瀾の興味によって読者を惹きつけようとするものと、以上のことは勿論であるが、所謂芸術小説のごとく、人間及び社会等の探究、解釈、換言するならばある何等かの思想を盛らんとするもの、以上の二つに帰することが出来ることを講じたと思う...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...若くて野心的な人にとってはブラジルという国は一種の魅力でもあったのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...子爵夫人はこの学生の野心的な返答振りに強く惹かれていた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...アイスクリームやコーヒーまで良心的なるがよし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...音吉は放心的な眼を挙げて遥かの凧を視詰めてゐた...
牧野信一 「山峡の凧」
...大感動が中心的な動機となっていたのであるが)日本詩歌のリズムの研究が...
宮本百合子 「芸術が必要とする科学」
...どうか読者は私の最も良心的な努力の成果に対して期待と忍耐とをもっていただきたい...
宮本百合子 「「ゴーリキイ伝」の遅延について」
...もっと中心的なところを動かされてしまったらしい...
三好十郎 「ゴッホについて」
...その他当時の良心的な新派の役者が大勢出ました...
三好十郎 「「地熱」について」
...「出来心的な軽率な相談を持ちかける者だとお思いになるのがかえって当然なような...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...彼は勇敢で野心的なあっぱれ武将であったが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それは全くいやな仕事でしかもそのいやな部分を誰か一人がいつもしていなければ家全体の生活が廻らぬという中心的な部分に私がいるので実は家の中心が細君にはなく私にあるのだがそんなことをいったっていやな仕事をする奴は使い道のない奴だからこそだとばかり思っている人間の集りだから黙っているより仕方がないと思っていた...
横光利一 「機械」
...この店の良心的な野菜類の選定の厳格さを賞した...
横光利一 「旅愁」
...この英気ある青年の良心的な降伏に対して...
吉川英治 「三国志」
...遠心的な力による大陸の分裂...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...そうしてきわめて良心的な子路は...
和辻哲郎 「孔子」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??