...私の心の底までぐざと刮(えぐ)り通す瞬間はない...
有島武郎 「小さき者へ」
...その露国観は必ず一転回して刮目(かつもく)すべきものがあったであろう...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...その手腕は刮目(かつもく)すべきものがあった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...最も刮目(かつもく)すべき職業上の研究問題として現われるでしょう...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...鶏(にわとり)が刮々(くわっくわっ)叫んで忙(あわ)てゝ遁(に)げる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...その活躍振りは刮目して見るべきだということになった...
戸坂潤 「社会時評」
...その結果こそは刮目に価するというべきでしょう」そういって軽く一揖すると...
久生十蘭 「魔都」
...しかも刮目(かつもく)に値するのは...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...それだから私は刮目してその成り行きの注視を怠らないであろう...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...帰日相逢須刮目...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...古本大学刮目(こほんだいがくくわつもく)...
森鴎外 「大塩平八郎」
...刮目(かつもく)して次回を読め!(中)諸君は博多二輪加(にわか)の名を御存じであろう...
夢野久作 「近世快人伝」
...刮(か)っと、炬(きょ)のような眼で、信玄はにらみ下ろしている...
吉川英治 「上杉謙信」
...家康(いえやす)の上に出(い)ずるところに刮眼(かつがん)することを祈る...
吉川英治 「神州天馬侠」
...刮(かっ)と大きく...
吉川英治 「新書太閤記」
...家康もまた刮目(かつもく)しているにちがいない...
吉川英治 「新書太閤記」
...範宴の将来に刮目(かつもく)しているのであった...
吉川英治 「親鸞」
...刮(かっ)と一瞬眼をみひらき...
吉川英治 「日本名婦伝」
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