...ちよいと或心強さを感じた...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...何がなき心強さと嬉しさを禁ずることが出来なかつた...
石川啄木 「鳥影」
...仲間のものとすぐ目と鼻の間に接近している心強さなどで...
大杉栄 「獄中記」
...恥づかしさと心強さとで汗が流れた...
種田山頭火 「其中日記」
...心強さと頼もしさを吹き込むという効果を持ったであろうという事には少しの疑いはない...
寺田寅彦 「柿の種」
...見ない前の心強さが...
直木三十五 「南国太平記」
...水につかっていた時の心強さも清々(すがすが)しさも無残に塗りつぶされた業(ごう)のつきない身体(からだ)...
中里介山 「大菩薩峠」
...非常なる心強さで...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分の仕事である――というような心強さは...
中里介山 「大菩薩峠」
...非常な心強さを与えるものであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...全くの絶望ということを感じないのが一つの心強さでございましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...一同がそれだけに多大の心強さを与えられたもののようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...何んとはなしに心強さを感じます...
野村胡堂 「女記者の役割」
...家のうちに男ありと考えるだけで熱くなるような心強さであった...
本庄陸男 「石狩川」
...わたくしは此詩暦を得て大いに心強さを覚える...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...まず大きな楽しみであり心強さであった期間が暫(しば)らくつづき...
柳田国男 「海上の道」
...真に涙ぐましい程の心強さと嬉しさを感じさせられる...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...思わぬ同志に巡(めぐ)り会って心強さを覚えたが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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