...来賓として出席した軍人や右翼教授たちを徹底的にヤジリ倒した...
日本経済新聞社 「私の履歴書」
...若し幸福とは吾等の本質的要求を徹底的に滿足させる事を意味するならば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...隙をうかがって足に食いついたりしたら今度は徹底的に敵をのしてしまうにきまっている...
石川欣一 「比島投降記」
...徹底的に調べ上げようとしているらしく見えた...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...そこを小売商は徹底的に切り詰めて対抗して行けば行けると思う」「百貨店などは純益課税で...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...十分にまた徹底的に行われねばならぬ...
津田左右吉 「〔『支那思想と日本』初版〕まえがき」
...プロス嬢の交際というのは徹底的に実際的な性質のもので...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...西洋へ行く前にどうしても徹底的にわるい歯の清算をしておく必要があるのでおおよそ半月ほど毎日○○病院に通(かよ)った...
寺田寅彦 「自由画稿」
...一週に一回ほど徹底的に飲酒する方が...
豊島与志雄 「風俗時評」
...というのは、力限り陸上で格闘を続けていた日には際限がない、際限がありとすれば、暴力に於て格段の差ある親子は、あの巨大な暴漢のために、徹底的に、致命的に叩き伏せられて、再び立つことができないようにまでさせられてしまうにきまっている...
中里介山 「大菩薩峠」
...いまだ徹底的に主観的卵殻を脱していない...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...いつでも徹底的にやっつけている...
野村胡堂 「平次と生きた二十七年」
...來るべき永遠においてそれは純粹に完全に徹底的に顯はになるのである...
波多野精一 「時と永遠」
...徹底的にロッジの中を洗いあげたふうで...
久生十蘭 「肌色の月」
...むしろ彼等の物質的要求を最も徹底的に主張することによつてのみ...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...徹底的に洗いざらい追求されなきゃならん事だ...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...且つ徹底的に皮肉巧妙な手段を以て逆襲を試みようとした...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...実に徹底的に湮滅(いんめつ)させられてしまった...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
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