...彼の喧嘩腰には、ついさっきまでのバドミントンの試合での勝ちを自慢する徴候があった...
...最近、咳が止まらず熱もあるなんて、風邪の徴候かもしれない...
...彼女が嘘をついているという徴候は、殆ど見受けられなかった...
...劣化した外壁や調子の悪い難しさは、建物老朽化の徴候だ...
...いまだ寸分も進歩の徴候を見ず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
......
高木貞治 「回顧と展望」
...ここには実にこの種の哲学的方法の殆んど凡ての徴候が端的に現われているからである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...重い病気の変な徴候を現わして...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そしていろんな徴候からして...
豊島与志雄 「電車停留場」
...「脊中が痛い痛い」始めてカリエスの徴候が現れた弟が泣き叫んだ時...
中村地平 「悪夢」
...どこかに潜伏しているように思われる不安の徴候であった...
夏目漱石 「行人」
...子供の病気で診断の最も重要な徴候は不思議なことに人指し指の静脈の色の変化である...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...ところが日曜日にひとつの徴候が見られ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...最初の審理が近く行われるだろうという徴候さえもさっぱり見えません...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...棄鉢になってしまって少々危険な徴候が見えたので...
久生十蘭 「魔都」
...心臓は特別の新しい徴候なし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...バックにとって芸術の一つのスランプへの道を暗示するいくらかこわい徴候ですが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その徴候でもあるらしく思った...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...しかしそれもいつかはこっちの思い通りになるらしい徴候が見えているように思った...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...その病気に特有の徴候はどうしてそれを見出すか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その後の睡眠間に於ける夢遊状態の存在を指示しおれる一徴候と認め得べき理由あり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...常に火山性の力の徴候があった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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