...御足労かけますが、お茶をお持ちしますね...
...本当に御足労さまでした...
...御足労料をお渡し致します...
...午後のお茶は御足労致しましょう...
...御足労に感謝致します...
...病院まで御足労願えないか...
梅崎春生 「狂い凧」
...丁度幸い甥があんたと御心安いというので実は大いに頼みにして御足労を願った様な次第で……」これで伯父の話は終りました...
江戸川乱歩 「黒手組」
...どうか私の家まで御足労が願えないでしょうか」青年の耳にはすぐお礼の詞がひっかかったが...
田中貢太郎 「賈后と小吏」
...御足労を煩わしたしだいです...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「蓮花公主」
...どうしてもあなたに御足労願わなければならなかったのです...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「入院患者」
...ちよつと贄卓のある為切(しきり)まで御足労を願ひたいと云つたのである...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...飯田まで御足労が願えますまいか――と申し出でる者もある...
中里介山 「大菩薩峠」
...たびたび御足労でした...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...やがて奥の方を向いて「おい御主人ちょっと御足労だが出てくれたまえ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...御足労ながら至急こちらまでお出かけ下さい...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...わざわざ御足労をかけるまでもなく...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...今頃何のためにあなたに御足労を掛けたと思われます...
モーリス・ルブラン Maurice Leblanc 婦人文化研究会訳 「探偵小説アルセーヌ・ルパン」
...御足労だが君もういっぺんこの楽屋へ...
正岡容 「寄席」
...あんたにも夜分に御足労をかけたわけだが……そんなわけだ...
三好十郎 「その人を知らず」
...内大臣にもやはりその節御足労を願いたいと思うのですが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「よいところへ……ちょっとこちらへ御足労を……少々内談が御座る...
夢野久作 「名君忠之」
...実はてまえから御足労をねがって...
吉川英治 「新書太閤記」
...ひとつおん許(もと)に御足労をねがい...
吉川英治 「新書太閤記」
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