...御足労かけますが、お茶をお持ちしますね...
...本当に御足労さまでした...
...御足労料をお渡し致します...
...午後のお茶は御足労致しましょう...
...御足労に感謝致します...
...暑いところを毎日御足労で……...
石川啄木 「鳥影」
...丁度幸い甥があんたと御心安いというので実は大いに頼みにして御足労を願った様な次第で……」これで伯父の話は終りました...
江戸川乱歩 「黒手組」
...私の村へも御足労を願えませんでしょうか...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...どうか私の家まで御足労が願えないでしょうか」青年の耳にはすぐお礼の詞がひっかかったが...
田中貢太郎 「賈后と小吏」
...御足労を煩わしたしだいです...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「蓮花公主」
...痛かったらお御足(みあ)お出しやしたら」そう云われてもローゼマリーとフリッツとは...
谷崎潤一郎 「細雪」
...一度御足労を願ひたいと思つてね」「あ...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...どうしてもあなたに御足労願わなければならなかったのです...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「入院患者」
...あのお御足(みあし)では……あまり旅にお慣れなさらないお方のようですね」「ほんとに女のようなお若い...
中里介山 「大菩薩峠」
...それともダイヤを商(あきな)つたのか?マリアの像の熱き御足に金の花をば萎ませたらうか?西洋莨(はしりどころ)の黒い血は掌(てのひら)の中で覚めたり睡(ね)たり...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...もしもかの光り耀(かゞよ)ふマリアの御足(みあし)がお望みとあらば太洋に猿轡((さるぐつわ))かませ給(たま)ふも儘((まま))なのを気が付かないで...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...若様の御足は如何か――おトゲはいくらでも抜いて差しあげませうよ...
牧野信一 「ベツコウ蜂」
...御足労だが君もういっぺんこの楽屋へ...
正岡容 「寄席」
...鼓菊庵は明治二年の席順に「第六等席、十人扶持、御足五人扶持、鼓菊庵五十四」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...御足労を願いました...
森鴎外 「渋江抽斎」
...尊き御手(みて)御足(みあし)を柔かに拭ひまつりし髪に頼りて願ひまつる...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...奉行所まで御足労を煩(わずら)わさずとも相済みましょう」「あ...
吉川英治 「大岡越前」
...御足労、痛み入りますが、今生(こんじょう)一期(ご)のごあいさつを兼(か)ね、ちと申しあげたい儀もございますので、お矢倉の上までお運び願いとう存ずる)と、伝えてよこした...
吉川英治 「新書太閤記」
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