...私は御師の祈祷で病気が治りました...
...御師様がお祓いをしてくださいました...
...御師堂でお祈りをしてきました...
...彼女は御師の教えに従って生活しています...
...御師さんに相談してみようかな...
...」「じゃ君の清元(きよもと)の御師匠さんの近所じゃないか?」「ええ...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...而(しか)して御師匠(おししょう)さんまで同一であるから...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...御師が一般參拜人の取次をして誰でも參拜せしめる仕掛にしたのであります...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...ちよいと今戸(いまど)の御師匠(おししやう)さんですよ...
永井荷風 「すみだ川」
...その帰りがけ長吉に残した最後の言葉はその母親の「御師匠(おししょう)さんのおばさん」にもよろしくいってくれという事であった...
永井荷風 「すみだ川」
...いったん知合いの御師の家に立寄って...
中里介山 「大菩薩峠」
...いっその事気を易(か)えて新道の二絃琴(にげんきん)の御師匠さんの所(とこ)の三毛子(みけこ)でも訪問しようと台所から裏へ出た...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...御師匠(おししょう)さんだわ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...御師匠さんの声で「三毛や三毛や御飯だよ」と呼ぶ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...三毛子の様子でも見て来(き)ようかと二絃琴(にげんきん)の御師匠さんの庭口へ廻る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)南無阿弥陀仏と御師匠さんの声がする...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...今頃は御師匠さん自身が月桂寺さんから軽少な御回向(ごえこう)を受けているだろう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...正米(しょうまい)を年に二百俵貰(もら)うて親玉(おやだま)(将軍の事)の御師匠番になって...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「いや、よく分った」家康は大きくうなずいて、「三名とも、さすがは柳生の子息なり孫なり、いずれもよい面(つら)だましいの若者とは見うけるが、して、石舟斎には、この家康が子息への師範(しはん)として、このうちの誰をかわしへ推挙(すいきょ)したいと申すか」「所詮(しょせん)、まだ若年者、御師範などとは、烏滸(おこ)がましゅう思われますが、お相手という程なれば」「どちらでもよい」「五男の宗矩(むねのり)をお召しつれ給われば、ありがたい仕合せに存じまする」「宗矩をか」と、家康は、改めて、石舟斎の床几の左に坐っている二人の若者をながめた...
吉川英治 「剣の四君子」
...あれなら御師範として...
吉川英治 「新書太閤記」
...たとえば、この京都だけにも、黒谷には、越前浄教寺村から出た富田勢源(せいげん)の一門があるし、北野には小笠原源信斎、白河には、弟子はもたぬが、伊藤弥五郎一刀斎が住んでおる」「それがどうした」「だから、一人よがりは、通用せぬというのだ」「こいつ! ……」と、高慢の鼻を弄(なぶ)られた男は膝をのりだして、「やい、前へ出ろ」「こうか」「貴様は、吉岡先生の門下でありながら、吉岡拳法流をくさすのか」「くさしはせぬが、今は、室町御師範とか、兵法所出仕といえば、天下一に聞え、人もそう考えていた先師の時代とちがって、この道に志す輩(やから)は雲のごとく起り、京はおろか、江戸、常陸(ひたち)、越前、近畿、中国、九州の果てにまで、名人上手の少なくない時勢となっている...
吉川英治 「宮本武蔵」
...天下様御師範のお太刀の影なりともよろしいから...
吉川英治 「宮本武蔵」
...浜田寅之助(とらのすけ)だ」「小野とは何じゃ」「将軍秀忠公の御師範...
吉川英治 「宮本武蔵」
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