...私は御師の祈祷で病気が治りました...
...御師様がお祓いをしてくださいました...
...御師堂でお祈りをしてきました...
...彼女は御師の教えに従って生活しています...
...御師さんに相談してみようかな...
...少年が云ふ、「御師匠様、此長い間の断食と、日が暮れてから秦皮樹(とねりこ)の杖で、山の中や、榛ととの中に住む物を御招きになる戒行とは、あなたの御力には及ばない事でござります...
ウィリアム・バトラー・イエーツ William Butler Yeats 芥川龍之介訳 「春の心臓」
...御師匠様のお尋ねなすつた物は...
ウィリアム・バトラー・イエーツ William Butler Yeats 芥川龍之介訳 「春の心臓」
...御師範といえども...
海野十三 「くろがね天狗」
...御師匠の定家卿もその前後には...
太宰治 「右大臣実朝」
...それを假名暦にして御師の土産として配つたのが...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...その帰りがけ長吉に残した最後の言葉はその母親の「御師匠(おししょう)さんのおばさん」にもよろしくいってくれという事であった...
永井荷風 「すみだ川」
...いったん知合いの御師の家に立寄って...
中里介山 「大菩薩峠」
...南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)南無阿弥陀仏と御師匠さんの声がする...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...今頃は御師匠さん自身が月桂寺さんから軽少な御回向(ごえこう)を受けているだろう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...精々御師匠さん位が止りで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...上樣の御師匠番にもなれる方だが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...正米(しょうまい)を年に二百俵貰(もら)うて親玉(おやだま)(将軍の事)の御師匠番になって...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...圓太郎御師様と特別に筆太に書かれてあった...
正岡容 「小説 圓朝」
...安田図書 伊勢山田外宮御師 淡路町附近にて捕はる寛輔 堺北糸町医師...
森鴎外 「大塩平八郎」
...ようようの思いで当地に立越えてみますれば……狙う讐仇(かたき)の一柳斎は……貴方様の御師匠さま……」平馬をマトモに見上げた顔から...
夢野久作 「斬られたさに」
...たとえば、この京都だけにも、黒谷には、越前浄教寺村から出た富田勢源(せいげん)の一門があるし、北野には小笠原源信斎、白河には、弟子はもたぬが、伊藤弥五郎一刀斎が住んでおる」「それがどうした」「だから、一人よがりは、通用せぬというのだ」「こいつ! ……」と、高慢の鼻を弄(なぶ)られた男は膝をのりだして、「やい、前へ出ろ」「こうか」「貴様は、吉岡先生の門下でありながら、吉岡拳法流をくさすのか」「くさしはせぬが、今は、室町御師範とか、兵法所出仕といえば、天下一に聞え、人もそう考えていた先師の時代とちがって、この道に志す輩(やから)は雲のごとく起り、京はおろか、江戸、常陸(ひたち)、越前、近畿、中国、九州の果てにまで、名人上手の少なくない時勢となっている...
吉川英治 「宮本武蔵」
...浜田寅之助(とらのすけ)だ」「小野とは何じゃ」「将軍秀忠公の御師範...
吉川英治 「宮本武蔵」
...新参でございます」「名は」「寅蔵(とらぞう)といいまする」「はてな?」じっと見すえて――「将軍家御師範の小野治郎右衛門先生の高弟...
吉川英治 「宮本武蔵」
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