...私は御師の祈祷で病気が治りました...
...御師様がお祓いをしてくださいました...
...御師堂でお祈りをしてきました...
...彼女は御師の教えに従って生活しています...
...御師さんに相談してみようかな...
...」「じゃ君の清元(きよもと)の御師匠さんの近所じゃないか?」「ええ...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...山田の御師(おし)...
泉鏡花 「浮舟」
...なんていつも弟子たちに教えている癖に御師匠自身も時には...
太宰治 「天狗」
...そこで考へられたのが御師(オシ)等が維持策としての伊勢の講中と唱へるものであります...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...御師が一般參拜人の取次をして誰でも參拜せしめる仕掛にしたのであります...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...ちよいと今戸(いまど)の御師匠(おししやう)さんですよ...
永井荷風 「すみだ川」
...いったん知合いの御師の家に立寄って...
中里介山 「大菩薩峠」
...いっその事気を易(か)えて新道の二絃琴(にげんきん)の御師匠さんの所(とこ)の三毛子(みけこ)でも訪問しようと台所から裏へ出た...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...いずれ昔(むか)しは立派な方なんでしょうな」「ええ」君を待つ間(ま)の姫小松……………障子の内で御師匠さんが二絃琴を弾(ひ)き出す...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...正米(しょうまい)を年に二百俵貰(もら)うて親玉(おやだま)(将軍の事)の御師匠番になって...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...御師(おし)という者の中に...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...伊勢の山田の御師の息子で...
山本周五郎 「初蕾」
...細川家で四百石の御師範...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...たとえば、この京都だけにも、黒谷には、越前浄教寺村から出た富田勢源(せいげん)の一門があるし、北野には小笠原源信斎、白河には、弟子はもたぬが、伊藤弥五郎一刀斎が住んでおる」「それがどうした」「だから、一人よがりは、通用せぬというのだ」「こいつ! ……」と、高慢の鼻を弄(なぶ)られた男は膝をのりだして、「やい、前へ出ろ」「こうか」「貴様は、吉岡先生の門下でありながら、吉岡拳法流をくさすのか」「くさしはせぬが、今は、室町御師範とか、兵法所出仕といえば、天下一に聞え、人もそう考えていた先師の時代とちがって、この道に志す輩(やから)は雲のごとく起り、京はおろか、江戸、常陸(ひたち)、越前、近畿、中国、九州の果てにまで、名人上手の少なくない時勢となっている...
吉川英治 「宮本武蔵」
...浜田寅之助(とらのすけ)だ」「小野とは何じゃ」「将軍秀忠公の御師範...
吉川英治 「宮本武蔵」
...将軍家の御師範の端(はし)に列し...
吉川英治 「宮本武蔵」
...新参でございます」「名は」「寅蔵(とらぞう)といいまする」「はてな?」じっと見すえて――「将軍家御師範の小野治郎右衛門先生の高弟...
吉川英治 「宮本武蔵」
...将軍家御師範座の一人に御登用と相極まり候て……云々...
吉川英治 「宮本武蔵」
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