...二百万の御威光で叱りつくる長屋のかみさんなど...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...お組頭(くみがしら)のあなた様の御威光で...
中里介山 「大菩薩峠」
...ややもすればお上の御威光を軽く見る奴があって奇怪(きっかい)じゃ...
中里介山 「大菩薩峠」
...一(いつ)に東照権現の御威光のしからしむるところだ」しかし...
中里介山 「大菩薩峠」
...御上の御威光だから出来ないのだと云う新現象のあらわれる時代です...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...あまりと言へばお上の御威光を蔑(ないが)しろにする仕打だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この上放っておくとお上の御威光にもかかわる...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お上の御威光(ごゐくわう)にも拘(かゝ)はる...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...親分」「神隱しぢや十手捕繩の御威光でも及ばないよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尤も六十一萬石の御威光に驚いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夫(そ)れでも此方(こち)どもの頭(つむり)の上(あが)らぬは彼(あ)の物(もの)の御威光(ごいくわう)...
樋口一葉 「たけくらべ」
...この勢力を名づけて政府の御威光または会社の力といい...
福沢諭吉 「教育の事」
...今更ながらそれがしは王様の御威光の素晴しさに打たれた次第であります...
牧野信一 「船の中の鼠」
...眼玉の御威光のみには非ず...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...勝ちに乗じた王様の御威光や...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...こういう御威光の示し方はおやめになるべきで...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...お金奉行の御威光で...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...殿の御威光をもちまして」「いや...
吉川英治 「私本太平記」
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