...そして多くの物貰いに共通なように...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...人の姿を見てお叩頭(じぎ)をしている物貰いなどが見えはじめて...
徳田秋声 「黴」
...断続(だんぞく)して来る物貰いや...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...物貰い門附(かどづけ)幾人などと記してあったが...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...「物貰いなら神妙に裏口から来あがれ...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...物貰いにしちゃ色の白い...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何だってまた物貰いの真似をしやがるんでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小判は物貰いの懐(ふところ)から出ても小判に間違いあるまい」平次はそう言いながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「物貰いじゃございません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...激しい仕事をする人間じゃない――多分中気で行倒れになって居る物貰いを拾って来て...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...始終来る物貰いではあったが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...……客か、物貰いか、無銭飲(ただのみ)か...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ただ絶望のためにやむなく夜の闇の中に恵みを乞うているまだ性質(たち)のいい物貰いに...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「群集の人」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...いつもの通りの物貰いの風で...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...物貰いのお獅子かと思ったら...
吉川英治 「江戸三国志」
...この物貰いめ!」「何?」とかなり気の練れている重蔵も...
吉川英治 「剣難女難」
...物貰いかなんどのきたない僧服の老人を想像しながら私は玄関に出て行った...
若山牧水 「青年僧と叡山の老爺」
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