...人の姿を見てお叩頭(じぎ)をしている物貰いなどが見えはじめて...
徳田秋声 「黴」
...乞食物貰いが来れば気前(きまえ)を見せて素手では帰さなかった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...断続(だんぞく)して来る物貰いや...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...物貰い門附(かどづけ)幾人などと記してあったが...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...野垂れ死をした若い物貰いが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...若い物貰いと言ったろう」「なあ――る...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...物貰いにしちゃ色の白い...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小判は物貰いの懐(ふところ)から出ても小判に間違いあるまい」平次はそう言いながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...俺が叱られるでな」「物貰いじゃないぜ爺(とっ)さん...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...物貰いをして歩く馬鹿の馬吉(うまきち)という達者な三十男...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「乞食ですって、親分?」「あの病人は呉服屋なんかじゃないよ、立派な物貰いさ、顔は申分なく陽に焦(や)けて居る癖(くせ)に、歯は真っ白だし、手の甲と同じように手の平まで陽に焦けて居る...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...激しい仕事をする人間じゃない――多分中気で行倒れになって居る物貰いを拾って来て...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...……客か、物貰いか、無銭飲(ただのみ)か...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ただ絶望のためにやむなく夜の闇の中に恵みを乞うているまだ性質(たち)のいい物貰いに...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「群集の人」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...いつもの通りの物貰いの風で...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...物貰いのお獅子かと思ったら...
吉川英治 「江戸三国志」
...大きいかい」「物貰いは...
吉川英治 「宮本武蔵」
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