...徒歩で世界を一周すると云ひ出す奴が屹度出る...
石川啄木 「菊池君」
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伊東静雄 「わがひとに与ふる哀歌」
...こんどは徒歩である...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...鴨緑江をみて安東県から徒歩で九連城...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...川口を徒歩で渡る気持はなかった...
梅崎春生 「幻化」
...拠無(よんどころな)く夕方から徒歩で大坂(おおさか)まで出掛(でかけ)る途中...
関根黙庵 「枯尾花」
...」のちにプリマス植民地の総督になったウィンスローが一人の同伴者と森を通って徒歩でマッサソイトに儀礼訪問をこころみたとき...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...この道をひとりで徒歩でリンカンに行かねばならない女や子供はこわがりながら歩き...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...これから徒歩で帰らう! 黎君が知つたら...
種田山頭火 「道中記」
...しかしその徒歩での行先は亀井戸ではなくて吉原の裏の方だと云ったそうである...
寺田寅彦 「雑記帳より(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...徒歩でも車でも出さえすると屹度跟(つ)いて来るが...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ミュンヘンからバイロイトまで巡礼の草鞋(わらじ)をはいて徒歩で行ったこともあるそうである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その日の朝徒歩でパリーを発(た)ったこと...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ジャヴェルが自分を徒歩で連れてゆくつもりだろうと思った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そこから仮橋を渡つて向岸へ徒歩で連絡するのであつた...
原民喜 「廃墟から」
...すなわち徒歩で彼らを迎え...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そして親しくアルプスを二囘も徒歩で越えてゐる人でありながら...
吉江喬松 「山岳美觀」
...右手に尖剣(せんけん)をきらめかした闘牛士が徒歩で牛と立向い...
吉行エイスケ 「バルザックの寝巻姿」
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