...鴨緑江をみて安東県から徒歩で九連城...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...西の宮支店と云ふのは、義雄の歡迎會があつた中島遊園の料理屋で、その札幌の市中のはづれへ、南十數町の道を、渠はしよぼ/\雨を冐(をか)して、徒歩で行つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...それから先は吉野川に沿うた街道(かいどう)を徒歩で出かけた...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...十一月十三日曇、汽車で四里、徒歩で三里、玖珠町、丸屋(二五・中ノ上)早く起きて湯にひたる、ありがたい、此地方はすべて朝がおそいから、大急ぎで御飯をしまうて駅へ急ぐ、八時の汽車で中村へ、九時着、二時間あまり行乞、ぼつ/\歩いて二時玖珠町着、また二時間あまり行乞、しぐれてさむいので、こゝへ泊る、予定の森町はすぐそこだが...
種田山頭火 「行乞記」
...平生は驛迄徒歩で行くが...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...ルイ・フィリップは徒歩で帰ってきたところが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...上陸地点から徒歩でたっぷり四時間...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...遊覧の目的で徒歩で湖水に向った……二時すぎ...
久生十蘭 「肌色の月」
...彼は谷間で従者に馬をあずけて徒歩で森をぬけて来た...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「琴」
...自身は徒歩で供をした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...車を降りて徒歩で降りることさえ...
森鴎外 「鼠坂」
...一方は馬で行き一方は徒歩で行く点にあった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...すなわち徒歩で彼らを迎え...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...またサルディニア総督時代には徒歩で巡視をした...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...男達は先に上石橋子で馬を返したので既に皆徒歩である...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...徒歩で駈けるのも...
吉川英治 「平の将門」
...右手に尖剣(せんけん)をきらめかした闘牛士が徒歩で牛と立向い...
吉行エイスケ 「バルザックの寝巻姿」
...徒歩で若干の探索をしてみようと決意した...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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