...後程ご連絡させていただきます...
...お待ちいただければ、後程お呼びします...
...後程改めてご確認ください...
...ご都合のよろしい後程にお伺いします...
...今回は申し訳ありませんが、後程に改めてお願いいたします...
...そこでお敏も、「じゃ叔母さん、また後程...
芥川龍之介 「妖婆」
...(後程に――)もう先生は天幕へ入った――で...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...後程にまた参りましょうと存じまして...
泉鏡花 「婦系図」
...――この事は後程(のちほど)になって...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...けれども和歌のお話は後程ゆつくり申し上げる事と致しまして...
太宰治 「右大臣実朝」
...何をそんなにも博士が驚愕していられたか? 後程これは博士御自身の口から御説明がありましょうから...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...後程で結構ですから...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...又後程伺いますが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...では又後程、………晩の食事が済みましてから、………事に依(よ)ると、今夜光代が御牧さんをお連れして来るかと存じますから、その節は何卒私の部屋までお遊びに、………と、そう云うことでその時は一旦別れたが、果して八時過ぎに電話で、お疲れでございましょうけれども、只今(ただいま)お見えになっていらっしゃいますから、是非お三人お揃いで、………と云って来た...
谷崎潤一郎 「細雪」
...御礼は、何れ後程...
直木三十五 「南国太平記」
...「お前は後程お茶を立てて駒井の殿様に差上げておいでなさい...
中里介山 「大菩薩峠」
...刀の見様を拙者が御伝授申し上げようか」「後程にお伺い致しまする」「後程?……それでは拙者が困る...
中里介山 「大菩薩峠」
...お忙しいならば後程といつて去つて畢つた...
長塚節 「教師」
...また後程ゆっくり来るよ」カフェーを飛び出した星田代二の頭は...
橋本五郎 「殺人迷路」
...お小言は後程ゆるゆる拜聽する事にして...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...後程」と引き退る...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...この団体の怖るべき内容に就いては、最早御承知の事とは思いますけれども、御参考のために、後程、概要を申述べたい考えでありますが、小生は最近に至りまして、或る動機から、今までの非行を恥じまして、この団体に属して売国的行為を続くるに忍びず、日本民族存立のため、断然、この団体を裏切り脱退するに決し、秘密裡に財産を纏(まと)めて日本に渡来し、去る九日夜、外務省機密局長M男爵閣下にお眼にかかりまして、J・I・C結社の暗号十二種(中には米国機密局にて使用中のもの二三あり)と、日本内地に散在するJ・I・C団員の名簿と小生の旅行免状とを提出し、然るべき御処置を伏願致しますと同時に、未練な申状(もうしじょう)ではありますが、妻と愛児の身上に就き特別の御寛典を仰ぎたく懇願するところがありました...
夢野久作 「暗黒公使」
...後程伺いますからと云い置いて老人はそそくさと出て行った...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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