...近頃後添いを捜しており...
谷崎潤一郎 「細雪」
...後添いの名義にしてしまったもので...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...東京に芸者をしていたことがあるとか言ったその後添いの婆さん...
徳田秋声 「黴」
...そこへ後添いに来たとか聞いている婆さんは...
徳田秋声 「爛」
...親類の承諾を得て後添いに直しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...房五郎の後添い、お駒のためには継母に相異ありませんが、本当によく出来た人で、三十八九にしては若々しい容貌(きりょう)と共に、町内でも褒めものの女房だったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...後添いなんか捜す気になるな...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お楽と、お楽の後添い、――死んだお浅とお菊には継父(けいふ)に当る弥助(やすけ)――の喜びはいうまでもありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三郎兵衛の後添いのお篠...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...世間から何とか言われるのも承知で貰った後添いで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...四方屋次郎右衛門の亡くなった後添いの連れっ娘(こ)で二十二になるお皆というのが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お秀を後添いに望んでいたという外には...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...家中で知らないものはございません」後添いのお国の美しい顔は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...奥へ入ってみると、後添いのお国は、継(まま)しい二番目娘お雪の部屋で、床の中に入ったまま、見事に喉笛を貫かれて死んでおりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あのお国という後添いは立派な女さ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...自分の寝床へ帰って知らん顔をしていたのさ」「後添いのお国を殺したのは?」「お雪を殺すつもりだった」「すると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...とうとう瓢箪から駒が出ておもんを後添いにしてしまった...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...公子が進んで後添いにきたという意外な行動も...
久生十蘭 「無月物語」
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