...後刻電話をするつもりです...
...後刻お礼の手紙を出します...
...後刻詳細をお知らせいたします...
...私たちは後刻再度会議を開催しましょう...
...後刻の変更があれば連絡するよう言われました...
...後刻改めてお邪魔します...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...後刻お詑びに来るからという...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...茅野村へ行つて土地を見てまはる、和尚さんが教へて下さつた庵にはもう人がはいつてゐた、そこからまた高橋へゆく、適当な家はなかつた、またひきかへして寥平さんを訪ねる、後刻を約して、さらに稀也さんを訪ねる、妙な風体を奥さんや坊ちやんやお嬢さんに笑はれながら、御馳走になる、いゝ気持になつて(お布施一封までいたゞいて)、寥平さんを訪ねる、二人が逢へば、いつもの形式で、ブルジヨア気分になりきつて、酒、酒、女、女、悪魔が踊り菩薩が歌ふ、……寝た時は仏だつたが、起きた時は鬼だつた、ぢつとしてはゐられないので池上附近を歩いて見る、気に入つた場所だつた、空想の草庵を結んだ...
種田山頭火 「行乞記」
...それでは後刻(ごこく)また伺いまする……それからあの...
中里介山 「大菩薩峠」
...人に見られるのを恥かしがっては上達はしません」「それでは後刻お目にかけましょうが...
中里介山 「大菩薩峠」
...いずれ後刻」堀は手をついて片足ずつ起ちあがった...
本庄陸男 「石狩川」
...じゃ後刻!早田 そうか...
三好十郎 「斬られの仙太」
...こんなもの! 後刻!(と言い放って門をくぐり奥へ走り去る)隊一 フーム...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...「後刻...
吉川英治 「黒田如水」
...それがし、これより城中に入って、親しく二夫人の御前にまみえ、事の次第をお告げして、ご承諾をうけて参るほどに、まず曹操から下知(げち)をくだして、麓の軍勢を、この上より三十里外に退かせ給え」「では、その後で、かならず丞相の陣門へ、降服して参られるか」「きっと、出向く」「しからば、後刻」と、武士と武士のことばをつがえて、張遼は速やかに立ち去った...
吉川英治 「三国志」
...後刻ゆるりと会うもよし...
吉川英治 「三国志」
...「おそらくは参内のご途上でしょうに、どうぞお列を先におやりください」「お辺(へん)はどちらへ」「されば二条の千種(ちぐさ)どのまで」「ほ、ほ」「じつはちと、世相、憂(うりょ)うべきものを感じまして、後刻には、殿(でん)ノ法印(ほういん)どのの許(もと)へも伺いたいとぞんじおりまする」「ならば、のちほどまた、ご一しょになるやも知れんな...
吉川英治 「私本太平記」
...後刻、そちの陣所の彼岸所(ひがんじょ)へ、儂(み)に代って、公卿たちをつかわすところであったが」「はっ...
吉川英治 「私本太平記」
...後刻の一献(いっこん)に供えよう」信長は...
吉川英治 「新書太閤記」
...こう呟くと、早や腰を立て、「――では、後刻」と、陣幕を払って出たが、後から送って来る利家をふり向いて、「おそらく、生きての再会はなかろうが、玄蕃允も、おめおめは死なぬ所存でおざる...
吉川英治 「新書太閤記」
...……が、いずれ後刻、髪などなでさせて、お目通りに伺わせまする」「そうか」助右衛門の心を読んで、利家は、その場はよそに見て通った...
吉川英治 「新書太閤記」
...後刻また」宋江は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...毛の大旦那は二人が家探しをした狼藉(ろうぜき)のあとを役人に示し、なお出まかせな訴状を書いて子の仲義とともに、後刻、登州奉行所へもッともらしい顔をして出頭におよんでいた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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