...彼は後にも先にも自分の信念を貫く人物だ...
...彼女は後にも先にも美を追求することに情熱を注いでいる...
...あの事件は後にも先にも忘れられないトラウマとなった...
...後にも先にも自分の夢を実現するために全力で頑張るつもりだ...
...この映画は後にも先にも人々の心を揺さぶる感動作品として語り継がれていくだろう...
...後にも先にも経験しなかったような永い三分間を送った...
海野十三 「恐怖の口笛」
...それから五六日経って、あなたは私共の店へ、後にも先にも、僅(たっ)た一度切りおいでなさいましたわね...
辰野九紫 「青バスの女」
...彼が彼女を垣間(かいま)見たのは後にも先にもたった一度だったけれど...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...猫ちゃんに恋したことが後にも先にもたった一つの...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...わたしは後にも先にも競馬場なんぞへは...
永井荷風 「畦道」
...モーツァルトの天才ぶりの鮮やさは後にも先にも類がない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...この時のお礼ほど嬉しいものは、後にも先にも、いただいたことがない...
野村胡堂 「胡堂百話」
...併(しか)し後にも先にも曲者の姿は見えず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私が受取ったのは後にも先にもこれが初めてです...
野村胡堂 「死の舞踏」
...後にも先にもないことなのであった...
久生十蘭 「魔都」
...後にも先にもそれだけであった...
本庄陸男 「石狩川」
...もっとも彼は後にも先にも...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...まあ私の腕で世界の文明に貢献らしいことの出来たのは、後にも先にも、このグーッビョーの皿一点というところかな、ハハハハハハ」天性の感情と、先刻自分の与えた賞讚の手前日下部太郎は、穏やかに相手の言葉を受けた...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...私の一生を通じて後にも先にも...
柳田国男 「故郷七十年」
...後にも先にもその時だけなのである...
山之口貘 「野宿」
...後にも先にも常磐津での人形はこの時ばかり...
山本笑月 「明治世相百話」
...後にも先にも私が只圓から叱られたのはこの時だけでしたよ」云々……と...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...今日という日に迷信がわき起るほど、何か、後にも先にも、不愉快ばかりが考えられた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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