...誰も彼も背広服のでき上るのを待ちわびる気持だった...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...彼地には小生を待ちわびる女性も有り...
豊島与志雄 「変る」
...わたくしは蝉と蟋蟀(こほろぎ)の庭に鳴くのを待ちわびるやうになつた...
永井荷風 「蟲の聲」
...――何故に待ちわびるやうになつたか...
永井荷風 「蟲の聲」
...到着を待ちわびる人でなくても...
中里介山 「大菩薩峠」
...人々は春の来るのを待ちわびる...
中谷宇吉郎 「雪三題」
...その足音が課長室の中に消えて行くのをジット目を伏せて待ちわびるのである...
久生十蘭 「魔都」
...待ちわびるそのあいだに...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
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