例文・使い方一覧でみる「征」の意味
スポンサーリンク...僕は「過去と現在とおよび近き将来との数万あるいは数千年間の人類社会の根本事実」たる征服のことを説いて... 
大杉栄 「生の拡充」
...征服者の桃太郎が...
太宰治 「お伽草紙」
...ちょうど哀れをしらぬ征服者が蹄（ひづめ）のあとに残して行く戦者の最後の息であるかのような悲しい音を立てている...
寺田寅彦 「凩」
...かのグラッドストン氏のごときもとより一世の英豪といえども、エジプトの葛藤（かっとう）、スーダンの遠征、往々その思うところを逞しゅうせざるゆえんのものはただ過去の抑圧あるがゆえなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...彼を征服しようと試みた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その死人が征服者となっている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...後に臺灣征伐にもつて...
長谷川時雨 「日本橋あたり」
...文明十九年に近江征伐を思い立った...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...たゞ下手な事変芝居や主人公がすぐ出征するといふ式の悪事変物を禁じなくてはいけないと思ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...大海原を征服したやうな誇りを感ずる...
牧野信一 「或る日の運動」
...世界征服と名声の不朽...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「悩みのひととき」
...その二番目の息子が出征する時にオスワさんに武運長久のお詣りに行って受けて来た魔よけの鈴でね...
三好十郎 「鈴が通る」
...長州征伐があった時から...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...否々皇祖御東征よりも更に以前から...
柳田國男 「ひじりの家」
...べいこく人は初めヤソ教という隠れ蓑（みの）で日本征服をこころみた...
山本周五郎 「季節のない街」
...遠征の留守をうかがって虚（きょ）をつくとは...
吉川英治 「上杉謙信」
...もともと被征服者の特有（つね）として...
吉川英治 「三国志」
...仏教興隆で有名なカニシカ王の前に初めて北インドを征服した月氏（げっし）の王はインドに入ると共に狂熱的なシヴァ崇拝者となった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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