...世間で彼此(かれこれ)云ってわたしの耳に這入らないうちに...
ストリンドベルヒ August Strindberg 森鴎外訳 「一人舞台」
...彼此相較し甲乙相照ししかして始めて燎々として事蹟の明なるを致すものあらずや...
津田左右吉 「史論の流行」
...彼此百版近くも刊行されたらしい...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...風が惡くて天草の島に彼此十日も舟がかりした...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...何もわたしが立ち入つて彼此申さなくても好いやうなものですね...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...彼此八時頃でもあつただらう...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...彼此(かれこ)れはあ...
長塚節 「土」
...この両(ふたつ)の情はたとえその内容において彼此(ひし)相一致するとしても...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...八 (一一五ページ)遠山茂樹著『明治維新史』(一〇四ページ)「彼此へ賄やら...
蜷川新 「天皇」
...それ故内容などに就いて彼此れ野暮な詮索をしないことだ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...その借物の音を彼此言はれるのがいやだし特に高い音には厭になつたので皆捨ててしまつたまでである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...我他彼此(がたびし)するのが薄々分るので...
二葉亭四迷 「浮雲」
...其を彼此(かれこれ)言うと...
二葉亭四迷 「平凡」
...質の彼此(かれこれ)に関はらず何事でも茫大なことが彼の趣味であつた...
牧野信一 「円卓子での話」
...凡て東半球と南米間に人類の彼此往來有りし確證實例なし...
南方熊楠 「秘魯國に漂著せる日本人」
...すなほに彼此(かれこれ)申し候とも願の(かな)ふはずなければ...
森鴎外 「そめちがへ」
...鉛筆取り出でゝ彼此と材料を集む...
森鴎外 「舞姫」
...それでももう彼此(かれこれ)帰る頃だよ...
森鴎外 「魔睡」
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