...この乗物はお役宅へも行かず...
中里介山 「大菩薩峠」
...学校の役宅にゐる...
中原中也 「夏」
...奉行所へ送らずに自分の役宅(やくたく)から逃げられたでは申譯が立ちません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...出かけて行ったのは、もう巳刻(よつ)(午前十時)近い頃、新三郎は奉行所へも行かず、余程の大事件と見えて、八丁堀の役宅に、平次の来るのを待っておりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...笹野新三郎の役宅に呼出されました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御呼びで」丁度八丁塀の役宅へ顏を出した...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八丁堀の役宅へ持って行って積んであると聞きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大目付の御役宅に行っておられる...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...堀の役宅には堺奉行曲淵甲斐守景山(まがりぶちかひのかみけいざん)が...
森鴎外 「大塩平八郎」
...靱負は使者を受けて老臣役宅に招かれた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...釘勘が去ったあとの甲府町方の役宅へ...
吉川英治 「江戸三国志」
...役宅に勤めている与力の市川義平太の実父だった...
吉川英治 「大岡越前」
...苦労性というものだろうか」まだ、早暁(そうぎょう)なので、役宅の机にも、たれも出仕していない...
吉川英治 「大岡越前」
...朝の役宅へ入って行ったばかりだが...
吉川英治 「私本太平記」
...代官萩原年景の役宅と住居(すまい)のある所...
吉川英治 「親鸞」
...すぐ、役宅へ入って、誰彼(たれかれ)を招いて、夜半(よなか)の時間や、警衛の諜(う)ち合(あわ)せだった...
吉川英治 「松のや露八」
...役宅の屋根へ飛び上がって...
吉川英治 「宮本武蔵」
...もってのほかな僭上(せんじょう)というものであろう」言い争っているところへ、役宅の方から、あわてて、それへ駈けて来たのは、奉行の榊原主計(さかきばらかずえ)であった...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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