...「織女星が彩雲とともにはやる」のフレーズがあり、天気が良く晴れ渡った日には、「織女星が彩雲とともにはやる」という言葉が使われることがある...
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伊良子清白 「孔雀船」
...二月半ばのそら、酒室の呼吸を罩めて、風、あまし、温かし円ろかなるこの穹き懐ろに、音もなく彩雲ぞ、さすらふなる...
上里春生 「サガニー耕地より」
...間もなく彩雲(あやぐも)のおりてきたように若い女の渦巻が起ってそれが二人の方に来た...
田中貢太郎 「賈后と小吏」
...彩雲(あやぐも)のように混じたりするのを...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...彩雲閣から世界語といふ謂はゞエスペラントの手ほどきのやうなものを出した...
二葉亭四迷 「エスペラントの話」
...春曙の薄桃いろの薄紫の濃緑の水浅黄の橙いろのいろいろさまざまの彩雲(いろぐも)が...
正岡容 「小説 圓朝」
...彩雲(いろぐも)ただよっている水のおもてが...
正岡容 「小説 圓朝」
...忽ち彩雲一帯の眺め...
正岡容 「巣鴨菊」
...燃えながら一きれの彩雲に似たものが...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...金糸銀糸で瑞鳳彩雲(ずいほうさいうん)の刺繍(ぬい)がしてあった...
吉川英治 「三国志」
...彩雲(さいうん)陽(ひ)をめぐって...
吉川英治 「三国志」
...こずえの空から虹(にじ)のごとき彩雲が降りてきた...
吉川英治 「私本太平記」
...童子は見えず彩雲は消え...
吉川英治 「私本太平記」
...彩雲のように供奉(ぐぶ)全員とともに下山された...
吉川英治 「私本太平記」
...そのうしろから赫々(かっかく)と日輪の昇ろうとする彩雲がうごいているのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...この朝の彩雲(さいうん)はすばらしい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...昼は昼で彩雲(さいうん)も停(とど)めるばかり……...
吉川英治 「新・水滸伝」
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