...彼女の語彙の中には敬語というものがいたつて乏しい...
伊丹万作 「わが妻の記」
...字彙(じゐ)には(せい)は※(せい)の本字にて魚臭(なまぐさし)といふ字也といへり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...然後越雪之奇千彙万状供シテ二臥遊ノ資ニ一錦室ノ婦妾市窓ノ妻婢モ得三詳知二越※ヲ一...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...人間の生活意識に最も必要なる要素的な語彙のみで言ひ表はし得るやうに...
高田力 「ベーシック英語」
...此等の要素的な語彙のみを以て一種の基本的な英語を構成することが出來るだらうといふことを考へて研究を續けた...
高田力 「ベーシック英語」
...次に其の他の語彙の制限に當つて Basic の採つた方法を説明しよう...
高田力 「ベーシック英語」
...重ねて、語彙の貧弱を、くるしく思います...
太宰治 「風の便り」
...北斎のあらゆる方面の代表的作品とまた古来日本画の取扱ひ来りし題材並(ならび)にその筆法とを一瞥(いちべつ)の下(もと)に通覧せしむる辞彙(じい)の如きものなり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...その語彙は彼女の時代のそれであり...
中原中也 「デボルド―※[#濁点付き片仮名ワ、1-7-82]ルモオル」
...その下に骨ばった火山系の山彙が変化の多い形貌で展開し...
野上豊一郎 「エトナ」
...今の僕の語彙の貧弱なこと...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...ジヤカウサウハ生ノ時苗葉ヲ撼動スレバ其気麝香ノ如シ葉ヲ揉或ハ乾セバ香気ナシ漢名彙宛詳註ノ麝草ニ近シ」と書いてある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...蕪村の造語は終(つい)に字彙(じい)中の一隅を占むるの時あらんも測りがたし...
正岡子規 「俳人蕪村」
...思いつく限りの語彙で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...因ってこの鐘も三年待ってくれと言ったとは珍譚じゃ(コラン・ド・プランチー『遺宝霊像評彙(ジクショネール・クリチク・デー・レリク・エ・デー・イマージュ・ミラクロース)』一八二一―二年版...
南方熊楠 「十二支考」
...『唐土訓蒙図彙』にその図あったが...
南方熊楠 「十二支考」
...日本の語彙は政治家が減らしつつあるものを...
柳田国男 「故郷七十年」
...これはすでに『分類山村語彙』に載せたから...
柳田國男 「食料名彙」
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