...若し谷崎氏の語彙(ごゐ)に従ふとすれば...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...殊に現在の保吉は実際この幸福な中尉の顔へクラフト・エビングの全語彙(ごい)を叩きつけてやりたい誘惑さえ感じた...
芥川龍之介 「文章」
...彼女の語彙の中には敬語というものがいたつて乏しい...
伊丹万作 「わが妻の記」
...Basic 語彙の中から tenacity(執拗...
高田力 「ベーシック英語」
...そのために強度を高められた電気火花のごとき効果をもって連想の燃料に点火する役目をつとめるのがこれらの季題と称する若干の語彙(ごい)である...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...彼が使ったような不完全な彙語(いご)のもとにそれらを認知し得る者は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...余が地名を考定する方針は和名鈔の郡郷等につきて聲音の類せる者を彙集し...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...八五郎が全語彙(ボキヤブラリー)を動員して形容したほどあつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...我輩はドイツでは老人を棄てる習俗が後世退隠俗を生じたというグリムの「ドイツ法律故事彙」中の記事を引用して...
穂積陳重 「法窓夜話」
...また徳川時代に出版になった『訓蒙図彙(きんもうずい)』や『絵本野山草(えほんのやまぐさ)』などにはオニユリ(巻丹)...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...すなわちそれが寛文六年(1666)に発行せられた中村斎(てきさい)の『訓蒙図彙(きんもうずい)』に出で...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...同書ならびに大正十一年(1922)に朝鮮総督府学務局で発行になった森為三氏の『朝鮮植物名彙』にその学名をば Cyperus exaltatusRetz. としてあるが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...ただしエリスの『古英国稗史賦品彙(スペシメンス・オヴ・アーリー・イングリッシュ・メトリカル・ローマンセス)』二版一巻六二頁に...
南方熊楠 「十二支考」
...佛教大辭彙卷一倶肥羅天の條既に述べある...
南方熊楠 「毘沙門の名號に就いて」
...あなたも?あなたの語彙の自在なのにはあきれるほどよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一九一〇年にイタリー地震学会彙報に発表した(前に記した寺田寅彦博士が苦心して読破したのは...
武者金吉 「地震なまず」
...無數の小さい谿を抱いた山彙に過ぎないのでありますが...
柳田國男 「潟に關する聯想」
...『バチェラア氏語彙』には...
柳田國男 「地名の研究」
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