...微苦笑とは久米正雄君の日本語彙に加えたる新熟語なり...
芥川龍之介 「久保田万太郎氏」
...若干の專門語彙と共に...
高田力 「ベーシック英語」
...栗の毬彙(いが)がはじけて...
田中貢太郎 「死人の手」
...支那の本は彙文堂の目録で持つて来て貰ふ...
土田杏村 「私の書斎」
...そして此弊風は嚴羽の詩論「滄浪詩話」と高廷禮編集の「唐詩品彙」とが責を負ふ可きものであると痛論して居る...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...又は借月山房彙鈔などの大部の書籍を出版した人であるが...
内藤湖南 「藏書家の話」
...余が地名を考定する方針は和名鈔の郡郷等につきて聲音の類せる者を彙集し...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...昭和九年の『航空研究所彙報』に出ているが...
中谷宇吉郎 「「もく星」号の謎」
...そりやもう――」八五郎は語彙(ボキヤブラリー)を總仕舞にして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その中に特にその毬彙が紫色を呈したものがあって私の眼を惹いた...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...同書ならびに大正十一年(1922)に朝鮮総督府学務局で発行になった森為三氏の『朝鮮植物名彙』にその学名をば Cyperus exaltatusRetz. としてあるが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...近出の『仏教大辞彙』などに見える珍譚甚(いと)多い...
南方熊楠 「十二支考」
...このみちの醸すがごとく粟葉などひかりいでしはひがしなる山彙の上に黄なる月いざよへるなり夏の草山とになひてやうやくに人ら帰るをなにをかもわがかなしまんすゝきの葉露をおとせり...
宮沢賢治 「〔このみちの醸すがごとく〕」
...無數の小さい谿を抱いた山彙に過ぎないのでありますが...
柳田國男 「潟に關する聯想」
...日本の語彙は政治家が減らしつつあるものを...
柳田国男 「故郷七十年」
...この状態であるから『新撰字鏡(しんせんじきょう)』とか『和名鈔』とかいう平安朝の語彙(ごい)の中には...
柳田國男 「地名の研究」
...歳時習俗語彙序(さいじしゅうぞくごいじょ)村の年中行事の言葉を集めて見ると...
柳田国男 「年中行事覚書」
...一歩に十余間を隔つと云へり(『日東本草図彙』)...
柳田国男 「山の人生」
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