例文・使い方一覧でみる「彈」の意味
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饗庭篁村 「木曾道中記」
...上海より銃器彈藥を密輸し以て暴徒を幇助せむとせし陰謀發覺し...
石川啄木 「雲間寸觀」
...その角い軒行燈の下から若々しい女の聲に送られて出る嫖客の姿を見ると馬鹿な奴がと爪彈きし度くなる...
高濱虚子 「俳諧師」
...盲目となし加ふるに彼の歌謠を奪ひ取り更に彈琴忘れしむ） 600これらの族を率ゐるは＊ゲレーニャ騎將ネストール...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ワグラム（七）雲暗しフリードランド（八）風あらしいかづち落つる砲彈の渦卷く烟かきわけて君がかざせる鷲の旗飛電のつるぎ閃めけば列王つちに膝つきて見よもろ／＼の國たみは震ひどよめり海のごと...
土井晩翠 「天地有情」
...余は更にそれでは此の女房が三味線を彈くのだなと心の中に思つた...
長塚節 「佐渡が島」
...途上たていしの山こえゆけば落葉松（からまつ）の木深き溪に鵙の啼く聲立石の淺山坂ゆかへりみる薄に飛彈の山あらはれぬ霧が峰うれしくも分けこしものか遙々に松虫草のさきつゞく山つぶれ石あまたもまろぶたをり路の疎らの薄秋の風ふく霧が峰は草の茂山たひら山萩刈る人の大薙に刈る八日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...「贋者（にせもの）ツ」と彈（はじ）き上げられたやうに起ち上がります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...遠路でも駈けたやうにひどく息を彈（はず）ませて何んとしたことでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何んかの彈（はず）みで仰け反るところを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...皺枯れて彈力を失つた聲などは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...世の嘲（あざけ）りも人の爪（つま）彈きも覺悟の前で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...撃ち込まれた彈丸の方角を調べてくれ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一人の男がそれに彈丸の填つてゐるのを知つてゐるピストルをいぢつてゐる...
堀辰雄 「色褪せた書簡箋に」
...後は自分がなり代つて大貫の不心得を糺彈してやると云ふのがおかみさんの言葉の内容だつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...未来のチェロ彈きだった彼なのだが...
山之口貘 「鮪に鰯」
...そして豫め彈丸の來る方向を測つて...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...原子爆彈どこにあらうと秋の月とあつた...
吉川英治 「折々の記」
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