例文・使い方一覧でみる「彈」の意味

...石彈なりしが如し... 石彈なりしが如しの読み方
石川成章「櫻島噴火の概況」

...劍折れ、馬斃れ、彈丸盡きて、戰の續けられる道理は昔からないのだ...
石川啄木「雲は天才である」

...呉床座（あぐらゐ）の　神の御手もち一彈く琴にする女（をみな）... 呉床座の　神の御手もち一彈く琴にする女の読み方
稗田の阿礼、太の安万侶「古事記」

...女は彈かれたやうに顏を上げた... 女は彈かれたやうに顏を上げたの読み方
南部修太郎「ハルピンの一夜」

...脇差の鞘（さや）と彈三郎の履物（はきもの）は見付かつたのか」「鞘は兩國で... 脇差の鞘と彈三郎の履物は見付かつたのか」「鞘は兩國での読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...彈（はず）みきつてどこかへ飛んで行きます... 彈みきつてどこかへ飛んで行きますの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...この野郎が彈みきつて手をつけられません... この野郎が彈みきつて手をつけられませんの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...錢形の親分」お葉は少し息を彈（はず）ませて居ります... 錢形の親分」お葉は少し息を彈ませて居りますの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...この中を搜つた彈（はず）みで... この中を搜つた彈みでの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...木内先生はオルガンを彈く事が上手であったし... 木内先生はオルガンを彈く事が上手であったしの読み方
林芙美子「クララ」

...木炭を盛りあげたフイゴを押すと暗い土間に火花が彈けた... 木炭を盛りあげたフイゴを押すと暗い土間に火花が彈けたの読み方
林芙美子「屋久島紀行」

...彈（ひ）いたり歌つたりしてゐた... 彈いたり歌つたりしてゐたの読み方
ブロンテイ十一谷義三郎訳「ジエィン・エア」

...男が思ひ出しては自分自身を爪彈きしたくなる... 男が思ひ出しては自分自身を爪彈きしたくなるの読み方
ブロンテイ十一谷義三郎訳「ジエィン・エア」

...それからやつと氣がすんだやうな顏つきになつてサラサアテの「ロマンツァ・アンダルウツァ」を彈き出した...
堀辰雄「四葉の苜蓿」

...『沼尾君はあなたを愛してゐますか？』突然Ａは彈丸のやうな質問を私に向ける...
水野仙子「道」

...六人の水兵は彈丸を籠め直して... 六人の水兵は彈丸を籠め直しての読み方
ピエル・ロチ　Pierre Loti 吉江喬松訳「氷島の漁夫」

...このことはわれわれのやうに原子爆彈を一發くらつたものとして... このことはわれわれのやうに原子爆彈を一發くらつたものとしての読み方
吉川英治「折々の記」

...松下に一壺おけばそのまゝ卓ともなり、默石彈松の間に、何をひとり考へようと自由である...
吉川英治「折々の記」

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