...渡辺さんの功績を称え、市長から表彰状を追呈された...
...渡辺君が漱石氏の寓居の跡を訪ねて来たということは奇縁といわねばならぬ...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...一枚の方は紛(まぎ)れもなく彼の親友渡辺の名刺である...
谷崎潤一郎 「途上」
...名刺の上には渡辺の手でこんな文句が認(したた)めてある...
谷崎潤一郎 「途上」
...そこで、話は震災以後に移るのであるが、震災以後に於ても、本田美禅、岡本綺堂、前田曙山、江見水蔭、渡辺黙禅、伊原青々園、松田竹嶋人(たけのしまびと)と云うような人達が通俗小説を相変らず発表しているのであるが、之等の人は、謂わば硯友社派の残存者達であり、文壇小説家としては落伍した連中であって、残念ながら新らしき大衆文芸の復活者とは決して云えないのである...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...生駒・渡辺と東劇へ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...渡辺が一本だから...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...僕は一本だし渡辺は活躍しないと来ちゃあ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...渡辺はま子、すっかりお天狗で、時間通り来たこと一度もなく、平気でおくれてやって来る、腹が立つが、ま、いゝ加減あしらっとく...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...藤山・渡辺はま子とアラスカへ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...渡辺・ロクロー調子やり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...渡辺篤の大熱演面白し...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...渡辺は自分が是非なく首領と進退を共にすると決心したことを話した...
森鴎外 「大塩平八郎」
...渡辺蔵人が朱雀事件でなにかの役割を果していることは確実です...
山本周五郎 「風流太平記」
...――七月十八日、酒井邸へ召されて、殿さま逼塞の沙汰があったこと、それから連日連夜の重臣会議や、十九日夜、坂本、渡辺、畑、宮本ら四人が刺殺されたことなどは、すでに御子息の周防どのから、使者で申上げたと思う...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...うわさによれば、渡辺天蔵は、恵那(えな)の山づたいに甲州へ落ちのび、例の小六が苦心して製作させた鉄砲を献物(けんもつ)として、武田家へ取り入り、甲州の乱波者(らっぱもの)の組(しのび・攪乱隊(こうらんたい)の称)へはいったということであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...いうまでもなく渡辺天蔵...
吉川英治 「新書太閤記」
...渡辺天蔵の報告によって...
吉川英治 「新書太閤記」
...剣持与平(けんもちよへい)と渡辺悦之進(わたなべえつのしん)のふたりが...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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